【ハンドボール】ジークスター東京初の頂点へ!闘将玉川裕康「ケンカ寸前ピリピリ練習」手応え

ディフェンスをかいくぐりシュートを放つジークスター東京玉川裕泰

ハンドボールの国内最高峰リーグHの王座をかけた戦いが、いよいよ始まる。6月12日、東京・代々木第一体育館でプレーオフが開幕。

昨年9月にスタートしたレギュラーシーズン(RS)の男子は上位6チーム、女子は上位5チームが激突する。日本リーグ時代から豊田合成名古屋が5連覇中の男子では、リーグ加盟6季目のジークスター東京が悲願の初優勝を目指す。

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ジークスター東京のキャプテンとして2度目のプレーオフを迎える玉川裕康(31)は「今年は昨年までとは違う」と手応えを口にした。最も成長したのは、チーム内の競争。これまではRSが進むにつれて故障者が増え、万全の状態で臨めなかった。玉川自身も昨年はRS最終戦で右肩を負傷。痛み止めを打って強行出場したが、準決勝で敗退した。

しかし、今季は序盤はケガ人続出で苦しんだものの、終盤に向けて故障者が復帰。ポジション争いも激しくなった。「(台湾代表の)チャオや(元フランス代表の)バティストが入ったのも大きい。若手もベテランもなく、競争がチーム力を上げている」とうなずく。主将就任以来、大事にしてきたコミュニケーションも「若い選手が練習から意見をガンガン言う。ケンカになる寸前くらいまで。今は練習にピリピリした雰囲気がある」と満足そうに言う。

今季RSは、豊田合成名古屋とブレイヴキングス刈谷に全敗。それでも「(刈谷には)日本選手権で勝っているし、合成ともあと1歩の試合ができた」と力を込め、打倒“2強”を誓った。「毎年言っているけれど、本当に今年は優勝したい」。チームを率いる闘将は、拳を握り締めた。

 

◆昨季プレーオフVTR 今季と同様にRS上位の男子6、女子5チームが出場。男子は1回戦でジークスター東京がトヨタ自動車東日本宮城に、大同東海がレッドトルネード佐賀に勝ってそれぞれ準決勝に進出。ジークスター東京は豊田合成名古屋に、大同東海はブレイヴキングス刈谷に敗れ、決勝は5年連続で豊田合成名古屋とブレイヴキングス刈谷の顔合わせとなった。決勝戦は、立ち上がりから主導権を握ったブレイヴキングス刈谷が前半を15-14とリードして折り返したが、後半に豊田合成名古屋が地力を発揮。31-27と逆転して初代王者に輝くとともに、日本リーグ時代から5連覇を達成した。女子はブルーサクヤ鹿児島が初代女王の座に就いた。

 

◆リーグH 日本リーグを前身に生まれた国内最高峰の新リーグで、24年9月に男子14チーム、女子11チームで開幕。将来のプロ化を視野に入れ、地域名を入れたチーム名やプロ契約選手の人数、1試合あたりの観客動員などを段階的に義務化していくことも発表された。ホーム・アンド・アウェーによる2回戦総当たりのレギュラーシーズンを行い、上位チームがプレーオフに進出して優勝を争う。25-26年シーズンもチーム数は変わらなかったが、来季26-27年シーズンから男子に堺リエゾンが新たに加わる。リーグHの「H」には、「HOME」(地域とともに歩む)「HOPE」(希望をもって進む)「英知」(英知を集め、成長する)との思いが込められている。