【複合】30年冬季五輪除外決定に国際スキー・スノーボード連盟「受け入れがたく、理解できない」

ミラノ五輪でノルディック複合に出場した渡部暁斗さん(26年2月撮影)

国際オリンピック委員会(IOC)は7日、フランス・アルプス地域で行われる2030年冬季五輪でのノルディックスキー複合の除外決定を発表した。

1924年の第1回シャモニー五輪から実施された伝統競技が五輪から姿を消すことが決定した。

国際スキー・スノーボード(FIS)は公式サイトで複合の除外について紹介。複合のレースディレクターを務めるラッセ・オッテセン氏は「IOCの今日の決定は非常に残念だ。受け入れがたく、理解できない」とコメントした。

26年ミラノ・コルティナ五輪でも、参加者数や参加国数、観客数などについて議論され、存続が危ぶまれたが実施された。男子のみの実施で、男女平等の観点でも問題視されていたため、FISは女子種目の追加を目指してきたが、実現しなかった。

FISは過去3年間で75万スイスフラン(約1億5000万円)を拠出し、強豪ではない国への複合の普及、指導や育成などを進めた。SNSも積極的に活用した。それでも願いは届かず「残念ながら、これらの努力と成果を合わせても、ノルディック複合競技が2030年アルプス冬季オリンピックの競技種目に選ばれるには至らなかった」とつづった。

FISのアレクサンダー・オスペルト会長は「IOCが指摘した課題を理解し、それを克服するために全力を尽くし、2034年の冬季オリンピックでノルディック複合競技が復帰できるよう努力していく」と誓った。