ノルディックスキー複合男子で22年北京五輪団体銅メダルの山本涼太(29=長野日野自動車)が16日、今季からジャンプに転向することを発表した。ジャンプと距離で競う複合は、30年五輪で除外が決定。ジャンプ一本で勝負することを決断した。
山本は北京五輪の団体でアンカーとして銅メダル獲得に貢献した。W杯では個人戦で4度表彰台に立った。前半のジャンプが得意で、国内でのジャンプの大会で本職の選手を上回る成績を出す力がある。
所属先を通じて出したコメントは以下のとおり。
このたび、スキージャンプへ転向することを決断しました。
ノルディック複合は、私を人間として大きく成長させてくれた競技です。多くの方々に支えていただき、たくさんの経験を積ませていただいたこの競技を離れることは、とても寂しく、簡単な決断ではありませんでした。
一方で、ジャンプ台から飛び立つ瞬間の高揚感や、空を滑空する感覚、特にスキーフライングの魅力は、競技を続ける中でもずっと私の心を引きつけてきました。その気持ちに正直になり、新たな挑戦を決意しました。
また、オリンピックという舞台は、今も私にとって一番大きな目標です。その夢をもう一度追いかけ、自分の可能性に挑戦したいという思いも、今回の決断を後押ししました。
そして、この転向が、ノルディック複合という競技に改めて注目していただくきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。私はこれからも、ノルディック複合に育ててもらったという誇りを持ち続けます。
新たな挑戦は決して簡単ではありませんが、これまで支えてくださった皆さまへの感謝を胸に、一日一日を大切に努力してまいります。今後とも温かいご声援をよろしくお願いいたします。