<バレーボール・ネーションズリーグ(VNL):日本3-0アルゼンチン>◇19日◇男子1次リーグ◇最終戦◇Asueアリーナ大阪
世界ランキング4位の日本が、同14位のアルゼンチンを下し、史上初となる1次リーグ全勝を達成した。開幕から無傷の12連勝で、男女を通じた日本勢最長のVNL連勝記録をさらに更新した。
高橋藍(24)は4本のサービスエースを決めるなど攻守で躍動。第2セットでは2連続サービスエースで流れを引き寄せ、第3セットでもこの日4本目のサービスエースを決めるなど勝利に大きく貢献した。
この日の試合後で、個人のサーブランキングは21本でトップに浮上。「サーブランキングを頭に入れながらアグレッシブにいった」と明かし、「1位を狙える距離であれば1位を狙おうという意識でやっていました」としてやったりの表情だった。
昨年、1次リーグ敗退に終わった世界選手権後から強化に取り組み続けてきたのがサーブだった。「日本が勝つためにはサーブで相手を崩すことが大事。サーブは唯一相手に邪魔されないプレーなので、そこから崩してブロック&ディフェンスを生かしたい」と説明。肉体改造やスイングスピード向上が、現在の武器につながっていると語った。
今大会は米国やフランスを破り、大阪大会では世界2位で世界選手権2連覇中のイタリアにフルセット勝ち。続くカナダ戦でも主力以外の選手を含めた総力戦を制し、無傷の連勝を伸ばしてきた。その中で高橋は1次リーグを通してコートに立ち続け、日本の快進撃を支えた。
それでも、12戦全勝に浮かれる様子はない。「全部勝てたことは非常にうれしいですけど、これがオリンピックで勝ったことにはつながらない。今日の試合でも、内容的にはもっと詰められた部分があった」と冷静に振り返った。
日本は首位で1次リーグを突破。29日から中国・寧波で行われる決勝トーナメント準々決勝では開催国の中国と対戦する。【勝部晃多】