<スーパーGT第4戦>◇決勝◇2日◇静岡・富士スピードウェイ
GT300クラスは、予選6位の52号車Green Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)が逆転で制した。2位に32号車ENEOS X PRIME AMG GT3(石浦宏明/鈴木斗輝哉)、3位には7号車CARGUY Ferrari 296 GT3 EVO(ザック・オサリバン/梅垣清)が入った。
熊本市で生まれ育った吉田にとっては、総合優勝を飾った23年以来3年ぶり6度目の優勝だった。「地震で苦しむ人たちに勇気をなんて言うのはおこがましいですけど、勝って注目されることで少しでもプラスになれば」と静かに話した。
地震のあった7月28日には家族と熊本市にいた。被害は少なかったが、厳しい状況の同級生もいるという。余震が続き、夜も眠れない日々。SNSで嫌なニュースも入ってくる。「滅入ることの方が多くてモチベーションがね。ただ能登地震のあった石川県の人が声をかけてくれたりして、気持ちを切り換えようと思った」。中盤はポールポジションの45号車と抜きつ抜かれつのデッドヒートとなったが、1歩も引かずトップを守ってチェッカーを受けた。
相棒の野中は24年に加入して初優勝。「勝てそうで勝てないレースが続いて、吉田さんと勝てて本当にうれしいです」と声を震わせた。