<卓球:WTTチャンピオンズ横浜>◇5日◇第2日◇横浜BUNTAI◇女子シングルス1回戦
世界ランク13位の橋本帆乃香(28=デンソー)が、課題を直面している。同3位の張本美和(18=木下グループ)との日本人対決で、フルゲームの末に敗れた。
2-3(5-11、11-5、11-9、9-11、11-5)で逆転負け。第3Gまでで2-1とリードしたものの、第4Gから2ゲーム連続で落とした。「いろいろなアクシデントがありましたが、さすが張本選手の対応力。自分の凡ミスが出てしまった」と受け止めた。
ゲームカウント0-1の第2G終盤には、右足を滑らせるアクシデントに見舞われた。10-5とゲームポイントを握った中、ラリーでネット寄りの相手ボールを返そうと台へ前進した際、勢いあまって右足を滑らせた。「カーペットで滑って、急激に足が曲がった」。アキレス腱(けん)に違和感が出たというが、そのままプレーを続行。張本のオーバーでこのゲームを奪った。
ただその後はプレーを止め、メディカルスタッフによる治療が施された。約6分の中断の末に「どうしても競技ができないほどのものではない」とコートに立ったが、第4G中盤からは張本に押し込まれた。
橋本は5月の世界選手権団体戦で初代表ながら躍動。中国との決勝では蒯曼を破り、「カットマン」の戦型とともに注目を集めた。国際大会でも上位進出を続け、世界ランクは日本勢4番手の13位と上昇しているが、日本の上位陣には勝ち切れない試合が続いている。張本にはこれで4連敗となり、世界ランク7位の早田ひなにも7月のWTTスターコンテンダーサン・ジョゼ・ドス・カンポスで2-3で敗れた。
28年ロサンゼルス五輪の出場権を得るには、日本勢の中で世界ランキング上位につける必要がある。
「日本人対決でよく負けてしまうのが続いている。日本選手は世界で一番カット打ちがうまい。特に格上の選手。今だと張本選手、早田選手、大藤(沙月)選手とずっと負けが続いている。技術もそうですが、最後まで取り切れないのは、精神的な面で何か原因があるのではないかと思っています」
カット技術は世界屈指。海外勢にも強さを誇る。だからこそもう1歩上へ進むためにも、両面をさらに磨く必要があると感じている。