【卓球】五輪狙う大藤沙月「学校へ行く前にやっていた」自宅リビングに卓球台…飛躍の原点とは?

女子シングルス1回戦でウェールズのハーシーと対戦する大藤沙月(撮影・江口和貴)

<卓球:WTTチャンピオンズ横浜>◇6日◇第3日◇横浜BUNTAI◇女子シングルス1回戦

世界ランク11位の大藤沙月(おおどう・さつき、22=ミキハウス)が初戦を突破した。

3-1(12-10、11-7、9-11、11-5)で同34位のハーシー(ウェールズ)に快勝。第1Gをデュースの末に先取すると、主導権を握りながらゲームを進めた。第3Gを落としても「セットオールで勝てれば良いと思っていた」と冷静。第4Gは攻守に相手を上回った。「1回戦だったけど体が動いていた」と手応えを示した。

豪雪地帯で知られる福井県大野市出身。3歳の頃に地域のクラブでコーチを務めていた父の影響で競技を始めた。「家にも卓球台があります。朝は学校に行く前にやっていました」。小学校低学年の頃から家のリビングの卓球台で練習を重ね、小2で全国大会準優勝を果たした。

「優勝してから親がすごく力が入って(笑い)。それで『オリンピックだ!』となって。五輪の映像を見て、すごくかっこいい舞台だなと思いました」

家のテレビで12年ロンドン五輪の映像などを見て、五輪に憧れを抱くようになった。小学校卒業後は大阪の強豪・四天王寺中高へ越境。23年からはミキハウスで坂本竜介コーチのもとで飛躍を続け、今季は世界ツアーで4勝を挙げている。

世界ランクでも3位の張本美和、7位の早田ひなに続いて、日本勢3番手につけている。28年ロサンゼルス五輪までは2年。小2の頃にぼんやりと描き始めた夢も、今は輪郭がはっきりとしてきた。

「五輪を現実的に目指そうと思ったのは、ここ2、3年くらい。それまでも目指していたんですけど、どういうものか分からなかった。今、こういう立場になって(現実的になったと)すごく感じています」

今大会は張本や早田らも出場。急成長を遂げてきた22歳が、自国舞台で存在感を示せるか。