卓球のWTTチャンピオンズ横浜は9日、横浜BUNTAIで行われ、張本兄妹がアベック優勝を飾った。世界ランキング3位の妹美和(18=木下グループ)は、決勝で同5位の陳幸同(中国)を4-2で破り初優勝。同5位の兄智和(23=トヨタ自動車)は、同29位のオ・ジュンソン(韓国)に4-1で勝利し、大会連覇を達成した。この快挙に、中国メディアが「最大の脅威」として警戒感を示した。
同国のポータルサイトは、兄妹が男女シングルスのタイトルを独占したことを受け、「卓球界でも珍しい光景が生まれた」と紹介。中国の主力選手を次々と破った戦いぶりを評価し、「もはやダークホースの範疇(はんちゅう)を超え、中国代表が真剣に受け止めなければならない強敵になった」と報じた。
特に注目したのは、18歳の美和の将来性だ。28年ロサンゼルス五輪では20歳の“黄金期”を迎えることから、「身体の反応や持久力もピークに達しているだろう」と予測。同世代の中国選手については、現時点で美和と安定して互角に戦える存在が見当たらないとし、世代交代への危機感を示した。
さらに、中国代表には現在のトップ選手の状態を維持すると同時に、次世代の有望株を育成する必要があると強調。横浜を制した張本兄妹を、今後長期にわたって立ちはだかるライバルと位置づけた。