【バレー】石川真佑「精度を高める時間増える」パリの教訓胸に2年前の五輪切符獲得へ闘志

練習を公開したバレーボール女子日本代表の石川真佑

バレーボール女子日本代表が12日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで、21日開幕のアジア選手権(中国・天津)に向けた練習を公開した。優勝すれば、28年ロサンゼルス五輪の出場権を本番2年前に獲得できる大一番。主将の石川真佑(26)は、「(切符が取れれば)経験も増えてくるし、チームとしても、もっと精度を高めていける時間は増えてる」と今大会の重要度を強調した。

早期の出場決定を望むのは、24年パリ五輪での苦い経験があるからだ。日本は前年9月の五輪予選を5勝2敗の3位で終え、上位2カ国に与えられる切符を逃した。翌年のVNLを勝ち進み、世界ランキングによる出場が決まったのは、五輪初戦まで約1カ月半となった6月中旬。「言い訳にはできないが、ピーキングの難しさもあった」と石川が振り返るように、パリでは1勝2敗で1次リーグ敗退に終わった。

早期獲得のために、主将が目を向けるのは、流れを失った時にチーム全体が崩れてしまう不安定さだった。準々決勝敗退で終わった今年のネーションズリーグ(VNL)では、1次リーグ3連敗など悪い流れを止められない場面もあった。「良くない時にどんどんコンビの精度やサーブレシーブだったり、全体として崩れていってしまっているところも多かった。そこはしっかり立て直していかなきゃいけないところ」と、課題を分析する。

予選ラウンドでは韓国、ベトナム、香港と同じプールCに入った。対戦経験や詳細なデータが少ない相手もいるが、現地入り後に分析を詰める予定で、まず重視するのは個々の精度。「相手によって自分たちのやるところが下がってしまったら意味がない。そこが最終戦にもつながってくると個人的には思っているので、意識はチーム内で全員が統一してやっていきたい」と前を見据えた。

最大の壁となるのは開催国の中国。完全アウェーの雰囲気での対戦が予想されるが、「自分たちがどれだけ気持ちを強く戦っていけるか。その中でしっかり自分たちがいいパフォーマンスを出すことが、すごく大事」と思いを込めた。初戦か揺らがない土台をつくり、ロサンゼルスへの道を切り開く。【勝部晃多】