防具は更衣室に…パキスタンがホッケーW杯で珍事 選手が猛ダッシュ、主将は2分退場

※写真はイメージ

ホッケー男子のワールドカップ(W杯)で、パキスタンが防具を更衣室に置き忘れる珍事が起きた。インドのテレビ局NDTVが16日、報じた。

15日にオランダで行われた1次リーグ初戦のイングランド戦。0-1の第2クオーター17分ごろ、パキスタンは相手にペナルティーコーナー(PC)を与えた。PCはゴール付近で守備側が反則した際などに与えられる攻撃側に有利なセットプレーで、守備側はゴールキーパーとフィールドプレーヤー4人で対応する。至近距離から高速の打球を受ける危険があるため、国際ホッケー連盟(FIH)は守備に入るフィールドプレーヤー全員にフェースマスクの着用を義務づけており、防具を装着するための準備時間として40秒が設けられている。

ところが、この場面でパキスタンの防具が用意されていないことが判明。選手の1人が更衣室へ駆け戻り、大きな黒いバッグを抱えてピッチへ戻った。試合再開が遅れたことを理由に、主将は2分間の一時退場となるグリーンカードを受けた。

結局パキスタンは1-4で敗戦。同国の元主将サルマン・アクバル氏はXで「パキスタンホッケーに、また一つ不名誉な記録だ」と嘆き、「準備とは戦術、体力、技術だけではない。規律と組織力も必要だ」と批判した。

W杯歴代最多4度の優勝を誇る同国。前回23年大会の出場を逃し、今回は18年以来2大会ぶり14度目の出場を果たしている。8年ぶりの大舞台は、黒星発進以上に恥ずかしい結果となった。