【卓球】中国男子が“低迷”「絶対的な優位性ない」またも早期全滅…中国メディアが指摘する課題

中国の周啓豪(2026年8月撮影)

<卓球:ヨーロッパスマッシュ>◇16日(日本時間17日)◇スウェーデン・マルメ◇男子シングルス決勝

世界ランク4位の張本智和(23=トヨタ自動車)は、WTTツアー最上格となるグランドスマッシュ初優勝に届かなかった。

1-4(5-11、8-11、11-5、9-11、9-11)で同5位フェリックス・ルブラン(フランス)に敗戦。25年USスマッシュに続いて自身2度目の決勝に進んだが、24年パリオリンピック(五輪)シングルス銅メダリストに屈した。ただ、優勝した前週のWTTチャンピオンズ横浜に続いて、2大会連続で決勝へ進出。準決勝では世界ランク3位の松島輝空に4-3で逆転勝利を収め、好調ぶりをアピールした。

そんな中、中国メディア「新浪体育」は、あらてめて中国男子の低調ぶりに着目。世界ランク27位の周啓豪ら出場6選手がいずれも3回戦までに敗退し、中国勢はWTTで3大会連続で8強入りを逃した。「世界的な男子卓球のレベル底上げと競争の激化を如実に表している」「張本智和、F・ルブラン、カルデラノ、モーレゴード、松島輝空といった強力なライバルに対し、中国男子に以前のような絶対的な優位性がないことを意味している」と展開した。

さらに中国の若手選手の課題も指摘。「国際大会での安定感に課題が残り、リードした場面からの逆転劇を許すなど、メンタル管理や勝負どころでの処理に課題が浮き彫りとなった」と書き連ねた。ファンからは「一部の主力だけに頼る構造を見直すべき」「男子は群雄割拠の時代に入った」といった指摘も出ているが「この結果だけで完全な後退と断定することはできず、大会ごとのコンディションやドローの運なども考慮する必要があるが、世界的な競争力の高まり自体は卓球界全体にとってポジティブな要素といえる」と考察した。

中国は24年パリオリンピック(五輪)後に樊振東が国際大会から離脱し、馬龍も現役引退。今年5月の世界選手権団体戦では前人未到の12連覇を達成したものの、1次リーグで2敗を喫した。今大会は世界ランク1位の王楚欽は出場していない。