9月19日開幕の愛知・名古屋アジア大会の応援セレモニーが19日、都内で行われた。
ソフトボール女子代表の上野由岐子(44=ビックカメラ高崎)の言葉に、四半世紀の歩みの重みがこもった。「7回もアジア大会に携われると思っていなかった。きっとこれが、最後のアジア大会になるという思いもある。だからこそ、悔いのない大会にしたい」。7月に44歳になった。28年ロサンゼルス五輪は目指すが、アジア舞台は今秋を区切りとするつもりだ。自ら進退を明かし、7連覇へ思いを込めた。
アジア大会は、20歳だった02年釜山大会から出場。そこから6大会連続で頂点へ導いた。その間には08年北京、21年東京の両五輪で金メダルを獲得。五輪の実施競技から外れた期間も、世界の第一線に立ち続けてきた。「44歳を言い訳に練習はたくさん休ませてもらっている」と苦笑しつつ、「年齢ができない理由にはならない。自分ができるか、できないか」と言い切る。今季の国内のJDリーグでは投球回数こそ伸びていないが、19試合に登板した昨季は防御率1・42で10勝を挙げた。ともにリーグ3位の好成績。まだまだマウンドで戦い続けている。
前人未到の7連覇の先に、ロス五輪の頂点があると信じる。「アジアで負けるわけにはいかない。連覇のプレッシャーに負けていては世界一になれない。強さを見せる大会にしたい」。集大成となる舞台でも、視線はずっと先を見ている。【藤塚大輔】