フリースタイルスキー女子スロープスタイルでミラノ・コルティナオリンピック(五輪)代表で、6月に現役引退した近藤心音さん(23)が24日、インスタグラムのストーリーズを更新。代表チーム内でいじめや嫌がらせ、トレーナーからパワーハラスメント(パワハラ)を受けていることを明かした。2800字超の長文で訴えた。
近藤さんの投稿全文は以下の通り。
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ごめんなさい、ちょっとそろそろ我慢の限界なので話します。最近行われたナショナルチームの合宿で、脳震盪の研修会があったそうです。私も選手の時は必ず受けていたものです。きっと私と同じ状況に陥った選手の話かまたは例を出して行ったのでしょう。そこで “人生懸けるとこ間違ってません?どこに全て懸けてんだって話じゃないですか?” とある選手からの発言、そしてそれに“俺もそう思う!!”と同意するコーチがいたそうです。
どこの誰だが私ははっきり知っているし、私の目の前で同じこと言ってみろよ、という感情です。ひたすら否定・批判する事が今のナショナルチームの集まる意味ですか? こういう状況に陥った時に、どういう対処・対応するのがそれぞれの選手やコーチにとってベストだろうか?とそういう話し合いをする為の研修会ではないですか?
世界選手権の強制棄権・オリンピックの欠場、どちらも誹謗中傷のほとんどは顔も知らない会った事もない他人でした。でも一部は元々友達だと思っていた選手、コーチ、トレーナーでした。世界選手権が終わってからの海外遠征中、私は複数人の選手から嫌がらせやいじめを受けていました。話しかけても無視・集団での省り行為・私の名前とアカウントを載せてSNSへの誹謗中傷等。ミラノオリンピック期間は、フリースタイルスキーSSBAHPの帯同トレーナーからパワハラを受けていました。
InstagramのDMに“悪ガキくそガキ”といった意味の英語のスラングが書かれた背景写真に変更され、怪我後にオリンピック会場で滑りの調整をした後、競技コースは膝が耐えられず滑れないと分かり泣く私に向かって“今何が悲しいの?”と耳元で嫌味を言われ続けました。私が出られないと分かった後は一度も治療を行って貰えませんでした。
治療・ケア・最後まで出場する為のサポートを行ってくれたのは日本オリンピック委員会で帯同してきて下さったドクター・トレーナーの方達です。早急な治療の為、イタリアから日本に帰国する事が決まり、選手村から出る時にはコーチとNF以外にそのトレーナーだけ見送りに来る事なく、出発する寸前に、フリースタイルSSBAHPのオリンピック関係者が入ったグループLINEに、私の部屋の前の写真が載せられ、晒すような状況下で、明らかに私に対して注意するような文章を送られていました。
そのトレーナーは“貸し出しの治療機械を返却されていない”という事に怒っていましたが、私はパワハラを受けている状態だった為、2人きりの空間になる事が恐怖で不可能でした。なのでコーチとNFに頼み、後で返してほしいと伝えてありました。誤解があったと分かった後も、グループLINEに晒されたメッセージは削除される事もなく、私に対して謝罪の言葉もありませんでした。
なぜ私が選手を引退したか? “心と体を守る為”と掲載しました。体はもちろん度重なる大怪我でもう限界でした。ただ心に関してはこんなチームじゃなければここまで修復不可能なほどに深く深く傷つくことはなかっただろうと思いました。ここに居たら、この場所に身を置き続けたら心が死ぬと思いました。だから離れました。離れるしか選択肢がありませんでした。
“夢をつぶされた” この思いがずっと心の奥底にあり消えてくれません。辛かったです。苦しかったです。今もずっと辛いままです。ナショナルチームのコーチに、選手からのいじめ・トレーナーからのパワハラを訴えた時、“お前が今はセンシティブになり過ぎているだけだ”と言われました。
オリンピック前の海外遠征中(約10日間)で4kg痩せました。意識的な減量ではなく、精神的なストレスから眠れず・吐き気が止まらず、ほぼフルーツしか食べられない状態でした。助けて欲しくてSOSを出し続けていました。それでも私の訴えは聞いてもらえず、いじめた側の選手、パワハラをした側のトレーナーを守る決断をとられました。そして、このような投稿をすると、“選手じゃ居られなくなるよ?”と脅され続けていました。
“人生懸けるところ間違っている”という言葉を使った選手、いつの間にか私のフォロー外されていたので、きっとこのストーリーは周りから伝わるか、見れないままかなのでしょうけど、まだあなたはワールドカップもオリンピックも経験がありません。
皆が憧れるナショナルチームに所属させてもらって、人生懸けられないんだったら後輩に譲ってあげてください。全力で取り組めないんだったら世界で戦えません。
フリースキーSSBAの分野において日本で1番成績があった私が誰よりよく分かっています。この選手に賛成・同意したその他の選手・コーチ、まだこの悪循環続けますか?? これからのフリースキーの世界をどうしていきたいのか? ナショナルチームをどんなチームにしたいのか? 誰かを貶し、潰し合う、そんなチームではなくて、皆がお互いを称え合う、尊敬し合えるチームになって欲しいと心から願います。
私は、ただただ実際にあった許せない事実をここに晒し上げて満足しているのではなく、これから日本のフリースキー界が良い方向に変わっていって欲しいから、次世代の子供たちの努力してきた過程がしっかり報われる世界であって欲しいから、憧れ尊敬できるチーム・選手・コーチ・トレーナーであって欲しいから、勇気を持って表に発信しています。変わらない人は変わらないままなのでしょうけど、どうか理解してくれる人が変えようと行動してくれることを信じて。
この投稿、よく読んでください。批判だけをしている文章ではないはずです。もう二度と、誰かに同じ思いをさせたくない。自分にはコントロールできない外部の人間からの攻撃により、心にトラウマを抱える選手を出してほしくないです。
私の妹は過去の大会で大きく転倒した時、ヘルメットには損傷が一切ありませんでしたが、記憶を飛ばし、脳出血がありました。私はヘルメットが割れましたが、症状が1つもなく、その後の病院診察では、ドクターに“どこも見る必要がないくら健康です”と診断結果を受けました。リハビリも受ける必要がありませんでした。その場ですぐ脳震盪チェックを行っていれば、私は世界選手権に出場できたそうです。
こういう問題が起きた時、犠牲者が出た時、何をしなければならないか? 「改善」ですよね? 「もう二度と同じ出来事が起こってしまわないように皆で考えよう」ですよね? 私の考え方、言っていること間違ってますか? 私の方が精神科でも行った方がいいですか?
今まで散々否定され続け、“お前が間違っている”と言われ続け、それでも自分の軸を保ち、意見を伝え合い改善しようと試みる行動をしていました。訴えるだけでなく、理解し合おうと歩み寄っていました。だからどれだけ避けられていようと、陰で悪口を言われていようと、自ら必ず挨拶をし、話をしようとしていました。
変わって欲しいです、切実に。