体操の全日本学生選手権は24日、群馬県高崎市の高崎アリーナで行われ、個人総合の女子は2022年世界選手権平均台金メダルの渡部葉月(筑波大)が4種目合計53・665点で初制覇した。2連覇を狙った宮田笙子(順大)は4位だった。
男子は小野涼城が6種目合計82・331点をマークし、仙台大勢としては植松鉱治以来18年ぶりの優勝。愛知・名古屋アジア大会代表の角皆友晴(順大)はけがで欠場した。
団体総合の女子は日体大が13連覇、男子は順大が7連覇を果たした。
○…故障に泣いてきた渡部が復活をアピールした。4年前の世界選手権で金メダルを獲得した平均台でトップの14・033点を出し、最終種目で大きなミスが出た宮田らを抑えた。団体総合では筑波大を3位に押し上げ「最後の全日本インカレで、4年生としての役割も果たすことができた」とはにかんだ。
2023年に左膝を負傷。パリ五輪出場はかなわず、復帰後も本来の輝きを放てずにいたが、ようやく十分な練習を積める体に戻ってきた。卒業後は大学院に進んで競技を続け、28年ロサンゼルス五輪を目指す意向で「リベンジじゃないけど、もう一度五輪を目指したい」と意気込んだ。