<バレーボール・男子国際親善試合:日本1-3ブラジル>◇25日◇東京・有明アリーナ
バレーボール男子日本代表(世界ランキング6位)は25日、東京・有明アリーナでブラジル(同7位)との国際親善試合に臨み、1-3(23-25、25-20、19-25、26-28)で敗れた。28年ロサンゼルス五輪切符がかかるアジア選手権(9月4日開幕、福岡・北九州市立総合体育館)まであと10日。首を痛めて別メニュー調整を続けていた石川祐希主将(30)が先発し、2セットで10得点を挙げるなど、順調な回復ぶりを示した。
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敗戦にも、石川の声は明るかった。「非常に楽しかった。満員の観客の前でプレーできてうれしかった」。優勝すれば、ロス五輪の出場権を本番約2年前に獲得できる大一番へ。今季最大の目標を前に、大声援を受けながら強豪とぶつかり、実戦感覚を確かめた。
第2セット。目に見えてギアが上がった。1枚ブロックでブラジルの強打を止めると、前衛からのスパイク、サービスエース、バックアタックでも得点。このセットだけで7得点を挙げ、チームがこの日唯一のセットを奪う原動力となった。メンバーを大幅に入れ替えた第3セット以降は競り負ける形となったが、「個人的にはアジア選手権前にいい状態でプレーできたと思う。チームも内容は悪くなかった」と手応えは十分だった。
順調一辺倒ではなかった。VNL決勝大会で中国入りした後、トレーニング中に首を負傷。1次リーグを男子史上初の12戦全勝で首位通過したものの、4位に終わった。自身も準決勝、3位決定戦で途中交代となり、メダルを逃した責任を背負った。
練習を再開したのは1週間前。実戦形式も前日に始めたばかりだったが、元気な姿がコートに戻ってきた。100%の状態に持っていけるかとの問いには、「この調子でいけば問題なく、という形」と力強く宣言。ファンには「必ず勝って、ロサンゼルスオリンピックの出場権を獲得するので楽しみにしてください」と約束した。10日後へ、日の丸の主将が照準を合わせる。【勝部晃多】