<バレーボール・女子アジア選手権:日本1-3タイ>◇29日◇準決勝◇中国・天津
世界ランキング6位の日本が、同17位で前回王者のタイに1-3で敗れ、決勝進出を逃した。1次リーグから4試合連続のストレート勝ちで4強入りしたが、今大会初黒星。19年以来7年ぶり6度目のアジア制覇と、優勝国に与えられる28年ロサンゼルス五輪出場権の獲得はならなかった。
第1セットは石川真佑、佐藤淑乃らの強打でリードしたが、11-9から4連続失点で逆転を許した。セッターを関菜々巳から最年長の栄絵里香に替えて立て直しを図ったものの、21-25で今大会初めてセットを落とした。
第2セットは栄、宮部藍梨をセット頭から起用。和田由紀子のブロックで11-11としたが、ミスが重なって5連続失点を喫した。鴫原ひなた、秋本美空らを投入して打開を図ったものの、20-25で落とし、後がなくなった。
第3セットは関、鴫原、山口真希を先発起用した。和田のサービスエースや島村春世、鴫原の連続ブロックなどで5連続得点を奪い、主導権を握った。タイに3点差まで迫られながらも要所で攻撃を決め、最後は和田の強打で25-20。1セットを奪い返した。
しかし、第4セットは10-7からタイの粘り強い守備に苦しめられ、同点に追いつかれた。14-14から3連続失点で逆転されると、その後もブレークを奪えない。最後は立て続けにライトから強打を決められ、20-25で敗戦が決まった。
4試合を1セットも失わずに勝ち上がる一方、不安定さものぞいていた。初戦の香港戦ではサービスエースを5本許し、韓国戦の第1セットは33-31までもつれた。準々決勝の台湾戦でも第2セットに、自らのミスで7-12と先行された。タイ戦でも第1セットに4連続、第2セットに5連続、第4セットに3連続と、流れが傾いた場面で失点を止められなかった。サーブレシーブや攻撃の連係が乱れた時に立て直し、自分たちの得点パターンへ戻す力が課題となった。
ただ、五輪への道が閉ざされたわけではない。日本は30日の3位決定戦に回る。今大会の上位3カ国には27年W杯(旧世界選手権)の出場権が与えられるため、まずは勝って3位を確保することが次の目標となる。W杯では、すでに出場権を得ている国を除く上位3カ国にロス五輪切符が与えられる。
そこで出場権を逃した場合も、28年ネーションズリーグ1次リーグ終了後の世界ランキングによる最終3枠が残る。対象は、その時点で出場権を獲得していない国のランキング上位3カ国。現在世界6位の日本は、今後の国際大会でポイントを積み重ねながら、今大会で浮き彫りになった課題を修正していく。