<卓球:WTTチャンピオンズマカオ>◇12日◇中国・マカオ◇男子シングルス準々決勝
世界ランク4位の張本智和(トヨタ自動車)が同24位の周啓豪(中国)を下し、準決勝に進出した。4-1(11-5、11-4、11-8、6-11、11-8)で快勝。
中国男子は4強に1人も残ることができず、現地メディア「新浪体育」は「要因は実力差にある」と受け止めている。
同メディアは張本について「アジア大会における中国の一番のライバル」と形容。今月下旬の大一番を前に「今大会を通じて事前に様子を探り、日本代表主力陣の準備状況を把握したい考えだった」という。
しかし試合では、張本が攻守に圧倒。第4ゲーム(G)こそ落としたが、ほぼ申し分のないゲームで勝ち切った。同メディアは「第1ゲームが始まると、周は台から下がると得点が難しく、前陣での3球目攻撃を意識しても張本のスピードについていけず、完全に圧倒された」と序盤から押されていたと指摘。さらに「周は相手と十分な打撃戦に持ち込む前に敗退してしまい、張本の手の内をあまり探ることもできなかった」とアジア大会への収穫も乏しかったと説いた。
同メディアは周が「試合前に準備した通りにプレーできた。張本選手は非常に良いプレーをした。私も悪くはなかった」と開き直ったかのような発言をしたことについて、厳しい論調で報道。「中国男子シングルスチームが直面している真の苦境を明らかにした」などと伝えている。
中国男子は24年パリオリンピック(五輪)後に樊振東が国際大会から離脱し、馬龍も現役引退。今年5月の世界選手権団体戦では前人未到の12連覇を達成したものの、1次リーグで2敗を喫した。今年8月のWTTヨーロッパスマッシュでも準々決勝に1人も進めず、国内外で驚きの声が上がっていた。