【アジア大会】石川佳純さん「差を広げられず食らいつく」張本美和、打倒中国のポイントは

石川佳純さん(2026年9月撮影)

<愛知・名古屋アジア大会:卓球>◇20日◇スカイホール豊田

愛知・名古屋アジア大会の卓球は20日に初日を迎える。

中継を行うTBSスペシャルアスリートアンバサダーで卓球女子五輪3大会連続メダリストの石川佳純さん(33)がこのほど、インタビューに応じ、今大会の展望を語った。

日本の最大のテーマは「打倒中国」。特に女子では世界ランキング1位の王曼昱と同2位の孫穎莎が強敵として立ちはだかる。

現役時代に対戦経験もある石川さんは「ひたすらに強い」と語る。

「(勝利への)プレッシャーは私たちよりも感じているのに、その場面でさらに強いのが孫選手の強さ。もう信じられない強さを出してくる。その壁をどうやったら勝てるかすぐ言うのは正直、難しい」

対抗となる日本の筆頭は、女子シングルス、ダブルス、団体、混合ダブルスの4種目に出場する張本美和(18=木下グループ)。「一緒に練習した小学生から才能のある選手だけど、想像以上に早く成長して、今は日本のエース。18歳ですけど、心技体のバランスがいい」と評価する。

今年はハイパフォーマンスを維持。WTTチャンピオンズでは3月の重慶、8月の横浜、9月のマカオと3連勝した。中国勢も次々と倒し、5月の世界選手権団体では当時世界ランク2位の王曼昱からも勝利を挙げた。

石川さんは「しっかり相手の弱いところを突く。自分の強いところ、相手の苦手なところを試合の最初からやっていける。うまくいかない時は臨機応変にすぐ作戦を変えていける。そこのクレバーさっていうのが今の安定感につながっている」と語る。

勝利へのポイントにはできる限り僅差(きんさ)に持ち込むことを挙げた。

「技術的な差はそんなに大きくないと思う。気持ちの部分では中国選手の方が緊張する。負けられないプレッシャーは相手の方が必ず大きいので、そこまでしっかりついていくこと。差を広げられずに食らいついていく。9-9、10-10で最後の勝負をかけていくところができれば勝利には近づけていくと思う」。

32年ぶりの日本開催で地の利を生かし、強敵撃破となるか。