<愛知・名古屋アジア大会:競泳>◇20日◇東京アクアティクスセンター◇女子50メートル平泳ぎ決勝
鈴木聡美(35=ミキハウス)が29秒91で5大会連続表彰台となる銀メダルを獲得した。
自身が持つ日本記録を0秒19更新し、30秒の壁を突破した。10年広州大会銅メダル、14年仁川、18年ジャカルタで2大会連続金メダル、23年杭州大会で銀メダルを手にしており、35歳7カ月22日の鉄人が、今大会も表彰台に立った。「だいぶすごいことだと思う」とほほ笑んだ。
予選から29秒台を狙い、果敢に攻めた。30秒35の2位で決勝に進出。「鋭さとキレはあったものの、パワフルさが足りない」と感じ、勝負のレースで修正。クロールやバタフライのようなイメージでひじを曲げるフォームに修正。力強さをキープしたままゴールタッチした。大会直前に改善したスタートにも手応えを感じている。変化を恐れず、挑戦し続ける貪欲(どんよく)な姿勢が、年齢を重ねても結果を出し続ける理由だ。
日本新記録での銀メダルにも、悔しさを忘れない。2大会ぶりの金メダルを逃したからだ。「世界的にレベルは上がっている。29秒台を常に出せるような位置を」と、向上心をのぞかせた。【保坂果那】