<愛知・名古屋アジア大会:体操>◇21日◇男子個人総合◇NGKスポーツプラザ
体操男子個人総合決勝で24年パリ五輪3冠の岡慎之助(22=徳洲会)が、14年仁川大会以来の日本勢金を逃した。初出場で6種目合計で84・698点の銀メダル。世界選手権3連覇の橋本大輝(25=日本生命・セントラルスポーツ)は銅メダルと続いた。パリ五輪銀メダルの張博恒(中国)が2連覇。日本勢は10月の世界選手権(オランダ)の「前哨戦」で課題の残る結果となった。
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故障明け岡は、中国のライバルで前回覇者の張に合計点で0・367点届かず、頂点を逃した。後半戦の4種目目の平行棒で14・633点、5種目目の鉄棒で14・233点といずれも3番手につけていたが、最終種目が床運動というスケジュールもあり、着地で苦戦。「試合展開がちょっと難しかった」と唇をかんだ。
5月のNHK杯では史上8人目となる3連覇を達成。しかし、アジア大会前の試技会は腰痛のため出場を回避。大会前には痛み止め注射を2回打ったといい、6種目通した練習は名古屋入りをしてから行ったという。現在は痛みは出ておらず、世界選手権に向けては「いい調整はできているかな」とうなずく。
32年ぶりの日本開催となったアジア大会での実戦復帰は「試技会みたいな気持ちで来たけど、試技会以上に緊張した」。パリ五輪の栄光から2年が経過。世界選手権3連覇の橋本と張を含めた「3強」の時代に岡は「パリでは金メダルを取ったけど、そこから自分は結果が出ていない」と危機感を示す。一方で今回は「最低限のレベルでも2位まで上がることはできた。そこは自信持っていいのかな」と収穫を口にした。