<バスケットボール男子Bプレミア(1部)開幕戦:A東京84-73琉球>◇22日◇第1節◇トヨタアリーナ東京
国内男子バスケットボールの新時代が幕を開けた。再編された国内最高峰の新1部「Bプレミア」の開幕戦で、A東京が琉球に84-73で逆転勝利。外国籍選手3人と帰化選手1人を同時に起用する新布陣も披露し、記念すべき初戦を白星で飾った。10年前のBリーグ開幕戦と同じカードで、世界基準を目指す新たな競争が始まった。23日に琉球との第2戦に臨む。
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新時代のコートで、日本人選手の新たな競争が始まった。A東京は外国籍選手3人と帰化選手のライアン・ロシター(37)、小酒部泰暉(28)を同時起用。190センチ前後の5人を並べた布陣が、逆転勝利を後押しした。
前半は琉球の速い攻撃に苦しみ、50-51の1点ビハインドで折り返した。それでも後半はフィジカルを生かした守備で、相手を22得点に封じた。試合中には大型選手をそろえた「ビッグラインナップ」を投入。高さと機動力で流れを引き寄せた。ライアン・リッチマン監督(37)は「ほとんど練習できておらず、ぶっつけ本番の部分もあったが、自分たちの攻撃の1つになると感じた」と手応えを口にした。
制度変更の目玉の1つが、外国籍選手の同時出場を2人までとした制限の撤廃だ。登録する3人全員に加え、帰化選手またはアジア特別枠選手1人も同時に起用できる。島田慎二コミッショナーは「より競争力の高い環境をつくり、そこで勝ち抜いた日本人選手が日本代表に集まることを期待している」と狙いを説明した。この日、日本人選手最多の13得点を挙げた小酒部は「日本人の中でプレータイムを争う感じになる。本当に競争」と実感。対戦した琉球の松脇圭志(28)も「今までできていたことも、外国籍選手が増えることで通用しない部分がある。慣れていくしかない」と変化を口にした。
10年前の9月22日も、BリーグはA東京-琉球戦で幕を開けた。再び両者の対戦で迎えた新たな船出。島田コミッショナーは「日本中を熱狂させ、世界を驚かせます」と宣言した。世界基準の環境を日本人選手の成長につなげる、Bプレミアが新たな一歩を踏み出した。【栗林真菜】