<愛知・名古屋アジア大会:バレーボール:日本0-3中国>◇22日◇女子準決勝◇小牧市スポーツ公園総合体育館
女子日本は、48年ぶりの金メダルを逃した。前回覇者の中国に3連覇を許し、2大会連続の銀。1964年東京オリンピック(五輪)金の「東洋の魔女」が初優勝した62年ジャカルタ大会から78年バンコク大会の5連覇以来6度目のアジア大会制覇に一歩届かなかった。
会見に出席した今大会主将を務めた関菜々巳(27=ブストアルシツィオ)は「まずは戦い終えてすごく日本での開催でたくさんのファンの前でプレーできてうれしい。金メダルは取れなかったことは悔しい。短い期間でも1日1日いいところを増やしながら戦えたと思う」と実感を込めた。
第1セットは点差を詰めるも19-24に王奥■(草カンムリに千)の速攻で主導権を握られる。巻き返しを狙った第2セットも序盤から呉夢潔の連続アタックやフェイント、速攻に防戦一方だった。北窓絢音(22=SAGA久光)、佐藤淑乃(24=ミラノ)が強打で追い上げた。だが、20-24、■(龍の下に共)翔宇のフェイントで0-2とされた。第3セット以降も中国に圧倒された。
8月のアジア選手権は準決勝でタイに敗れて28年ロサンゼルス五輪の出場権を逃した。
今大会はトルコリーグに渡ったため、主将・石川真佑(26=エジザジュバシュ)は不在。それでも、32年ぶり国内開催のアジアの祭典では、和田由紀子(24=ブストアルシツィオ)や山田二千華(26=NEC川崎)、期待の新星・秋本美空(20=ブストアルシツィオ)の経験者を中心に躍進した。
開幕3日前の16日に初日を迎え、予選ラウンド第1戦でネパールに3-0のストレート勝ちで快勝発進。18日の第2戦・インドネシア3-1で下して決勝トーナメント進出した。
20日の準々決勝では過去の対戦成績で日本が34勝1敗と圧倒する、お得意さまの台湾を3-0で一蹴。21日の韓国との準決勝もストレート勝ちで2大会連続のファイナル進出を決めた。
準決勝後、愛知県出身の山田は「いろいろな人に支えられていることを感じた。いい姿を見せられるように頑張りたい。この大会も目の前の1試合、1点にフォーカスをしてきた。1点1点、勝ちにつなげていきたい」と話していた。
しかし、またしてもアジアの壁に阻まれた。
27年W杯(旧世界選手権)では、五輪出場権を得ていない国のうち上位3カ国に五輪切符が与えられる。
勝負の1年に向け、関は「目の前の一戦、目の前の一日、目の前の1点、目の前の1本にこだわってやっていきたい」と誓った。