今季限りで現役を引退する男子テニスの錦織圭(36=ユニクロ)が25日、東京・有明コロシアムで会見し、約19年にわたるプロ生活を振り返った。「よく頑張ったなとは思います」とした一方で、キャリア全体に対する心残りについても明かした。
22年に股関節の手術を受けるなど、晩年は長くけがに苦しんだ。離脱した期間について「合計すると、もう何年もツアーで時間を失っている」と説明。4大大会で優勝できなかったことについて「一番悔いが残る」と語り、他の選手と比べて劣等感を覚えることもあると打ち明けた。
けががなければ、今の新しい選手たちにも挑戦し続けたかったと言及。それでも「よく頑張ったなっていうのも本音」とし、会見冒頭では「今は満足感もある」と最後の試合を迎える心境を語っていた。
錦織は今年5月に今季限りでの現役引退を表明。30日開幕の木下グループ・ジャパン・オープンが、現役最後の大会となる。ツアー通算12度優勝、16年リオデジャネイロ五輪では銅メダルを獲得したレジェンド。今大会は主催者推薦でシングルス本戦に出場し、大会最終日の10月6日には、有明コロシアムで功績をたたえるセレモニーも予定されている。【勝部晃多】