【バレー】アルテミス北海道がイベント 新加入の奥出望未、野口夕詠がファンと交流

ミニバレー体験に参加したアルテミス北海道の(左から)杉山由奈、鳥本香琳、古野愛心、野口夕詠、野口茜、奥出望未

バレーボールのVリーグ女子・アルテミス北海道は27日、札幌市内でミニバレー体験イベントを実施した。新加入の奥出望未(23)、野口夕詠(24)も参加。子どもから大人まで、幅広い年代のファンと交流した。

大阪府出身のオポジット奥出は、“マイナス”からのスタートだった。芦屋大4年時に左ひざの外側半月板を損傷。手術を受け、長いリハビリ生活を経ての加入になった。縁もゆかりもない北海道での生活(ひとり暮らしも初めて!)と、復調途上の左ひざ。ただでさえ不安の多い船出だったが、さらに不運は重なる。「手術前と同じでひざが抜ける感覚があって…」。焦ってスタートラインに立った影響か、練習を重ねると手術箇所の痛みが再発。再検査の結果、再手術となったのだ。「マジか…って。また同じことの繰り返しかと思ったら、正直落ち込みました」。チーム合流から2カ月、コートを離れ、奥出の体はまたベッドの上にあった。

ただ縫合手術だった前回とは違い、6月に行った今回は切除手術だったことから、全治までは約3カ月の診断で、いまでは通常メニューをこなせるまでに回復している。「好きなバレーができて、涼しいし、ご飯がおいしいし、空気がやっぱりきれい」。北海道での生活にも慣れ始め、持ち前の明るい笑顔でチームに溶け込む。「武器はスパイク。スパイクの幅は一番の魅力かなって思ってます」。攻撃的なバレーを目指す今季のアルテミス北海道で、欠かせないピースになる。

一方の野口は地元・札幌市出身。北翔大卒業後、「バレーがうまくなるために」道外へ活躍の場を求めて東京サンビームズに加入したが、道民無料のクラブ戦略でスタンドは埋まり、若い選手がメキメキ力をつける発展途上のアルテミス北海道を外から見て、「バレーのために」故郷へ舞い戻った。「クラブがすごく組織的ですし、他のチームの人としゃべっていても『アルテミスっていま頑張ってるよね』っていう声が上がっていた。そこに身を置いてやってみたいなって思いました」。新天地でのリーグ開幕は11月7日の山梨中央銀行戦(北ガスアリーナ札幌46)。「リーグを通して落ちていくのではなく、どんどん上げていきたいと思っています」。来年3月までの長いシーズンの中で、チームも個人も成長していくことを目指す。