<愛知・名古屋アジア大会:スポーツクライミング>◇30日◇男子ボルダー決勝◇名古屋市国際展示場第1展示館
スポーツクライミング男子は30日、名古屋市国際展示場でボルダー決勝が行われ、パリ五輪複合銀メダリストの安楽宙斗(19=JSOL)が金メダルを獲得した。全4課題で3完登し、合計74・5点。五輪2大会連続代表の楢崎智亜(30)は銅だった。
安楽は第1課題でホールド(突起物)を次々とつかむと、するすると完登。第2課題も他の選手が苦戦した丸形の突起物を攻略して完登した。
29日の準決勝は全4完登も、首位の韓国選手に0・4点差で2位通過。「最初の岩から明らかに難易度が高かった。簡単な岩は一つもなかった。どの岩も種類が違っていて、かなり難しかった」と振り返る。
決勝前の1課題2分間の下見では、楢崎と会話を重ねながらプランを練っていた。「決勝では細部までしっかり見て、いいパフォーマンスをしたい」と勝利への道筋をつくり上げた。
今季はボルダーでワールドシリーズ5勝を挙げている19歳。「決勝は全員がゼロからのスタート。(準決勝で)改善すべき点をくみ取り、それ以外は忘れる。さらに強い決意をもって準備する。本当に優勝したかった」。前回23年の杭州大会に続き、圧倒的強さで再び金メダルを、その指でつかみ取った。【泉光太郎】