【レスリング】須崎優衣「金メダルを一緒に分かち合えて本当に幸せ」大歓声の中ウイニングラン

須崎優衣(2024年11月撮影)

<愛知・名古屋アジア大会:レスリング>◇2日◇女子50キロ級決勝◇名古屋市稲永SC

レスリング女子50キロは2日、愛知・名古屋市稲永SCで行われ、五輪2大会連続メダルの須崎優衣(27=キッツ)が、金メダルを獲得した。決勝で北朝鮮選手にテクニカルスペリオリティー勝ち。初戦から4戦連続無失点で23年杭州大会の吉元玲美那に続く日本勢2連覇を達成。五輪と世界選手権で計5個の金メダルを持つが、アジア大会では初めてとなった。

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降り注ぐ大歓声を浴びながら日の丸を持った「ウイニングラン」は格別だ。

須崎が、無傷のままアジア大会金を手にした。長年対戦してきた北朝鮮選手との決勝では第1ピリオドで大量7点リード。第2ピリオドでも相手の背中を取るなどして得点を重ねて終了1分前に10点差をつけた。全4試合で無失点の堅守も光り、「4試合通して勝つため、明確にしてやってきたことが全てハマった」。緻密(ちみつ)に練った戦略やシチュエーションが奏功し、笑みを浮かべた。

2年前のパリでは21年東京金に続く2連覇に挑んだが、1回戦でインド選手に逆転負け。3位決定戦を制しての銅だったが、「この悔しい経験を終わらせず、絶対に自分のものにする」と肥やしに変えてきた。この日の初戦の相手も偶然にもインド選手。「因縁をちょっと感じた」と文句なしのテクニカルスペリオリティー勝ちで発進していた。

世界の頂を極めた東京五輪は新型コロナウイルス禍で無観客開催だった。32年ぶりの国内開催アジア大会での凱歌(がいか)は「金メダルをみんなと一緒に分かち合えて本当に幸せな瞬間でした」。喜びを力に変えていく。【泉光太郎】