<柔道:世界選手権>◇5日◇第2日◇バクー◇男子66キロ級、女子52キロ級
男子66キロ級で五輪2連覇の阿部一二三(29=パーク24)が、世界選手権で日本男子最多5度目の優勝を果たした。決勝でスペイン選手に一本勝ち。山下泰裕、高藤直寿らの日本最多4回を更新した。直前の試合で妹・詩も優勝しており、4度目のきょうだいVとなった。
再び世界の頂点にたどり着いた。25年6月の前回大会では、準々決勝でタジキスタン選手に一本負けを喫し、同階級で6年ぶりの敗戦を味わった。19年8月の世界選手権東京大会準決勝で丸山城志郎に敗れて以来の黒星で、無敗記録がストップ。敗者復活戦を勝ち抜き3位になったものの、チームメートの武岡毅に頂点を譲っていた。
5度目の頂点を目指した今回は2回戦から登場。着実にトーナメントを勝ち抜き、昨年の雪辱を果たすとともに、日本男子最多記録も更新した。
28年ロサンゼルス五輪での3連覇を目標に掲げる。今夏も米国で合宿を行った際には「五輪代表になるには、世界選手権が大事。この1年が勝負になる。しっかり勝ち切ることに重きを置いてやっていきたい」と意気込んでいた。宣言通りに、世界王者に返り咲いた。