アイスホッケーNHLのスーパースター、アレクサンドル・オベチキン(41)が5日(日本時間6日)、今季限りでのNHL引退を発表した。ESPNなどによると、ワシントン・キャピタルズでキャプテンを務めるオベチキンはチームを通じ「これが正しい決断であると心から信じている」などと声明を発表したという。
オベチキンは、歴代通算2位のウェイン・グレツキー(894ゴール)を大きく上回る、歴代最多929ゴールを引っさげてNHL22シーズン目を迎えた。昨季はキャピタルズで全82試合に出場し、チームトップの32ゴール、64ポイントを記録。今夏ワシントンと新たな1年契約を結んだ。
オベチキンは声明の中で「ホーム開幕戦(現地時間7日)の前にこの発表をすることが私にとって重要だった。そうすることで、ホッケー界のすべての人々、私と家族にとって非常に重要な存在であり、良い時も苦しい敗戦の時も支えてくれたすべての人々に感謝する機会を得られるから」と説明。
さらに「彼らなしには、私の人生で成し遂げてきたことのすべてを達成することはできなかった。チームメイトと共に臨む今シーズンにワクワクしているし、今年を特別なものにするために全力を尽くしたい」と意欲を示した。
キャピタルズのオーナーであるテッド・レオンシス氏は、オベチキンの「比類なき勝利への渇望」を称賛した。レオンシス氏は月曜日のSNSへの投稿で、「20年以上の間、アレックスはファンが求めるすべてを与えてくれた。ゴール、記録、フィジカルの強さ、情熱、そして比類なき勝利への渇望だ」と記した。続けて「彼はワシントンにスタンレーカップをもたらし、この街がスポーツにおいて経験した中で、最も喜びに満ちた団結の瞬間を作り出すのに貢献してくれた」と感謝の言葉もつづった。
オベチキンは今シーズン、年俸425万ドル(約6億8000万円)で契約しており、10試合に出場するとさらに475万ドル(約7億6000万円)の出来高ボーナスが発生する。
オベチキンはレギュラーシーズン最後のホームゲームを、2005年にそろってリーグ入りして以来、キャリアが交差してきた長年のライバル、シドニー・クロスビーと対戦する。クロスビーには現時点では引退の意思はないという。
今季オベチキンとクロスビーは、ゴーディ・ハウ、アレックス・デルベッキオ、スタン・ミキタ、スティーブ・アイザーマンに加わり、NHL史上、単一のフランチャイズで22シーズンプレーした選手たちの仲間入りを果たす。