【卓球】「イチかバチかで勝ったわけではない」中国メディアが“張本智和撃破”の周を称賛

張本智和(2026年9月撮影)

<卓球:WTTチャイナスマッシュ>◇8日◇中国・北京◇男子シングルス3回戦(ラウンド16)

世界ランク3位の張本智和(23=トヨタ自動車)が8強進出を逃した。同17位の周啓豪(中国)に0-3(9-11、8-11、9-11)でストレート負け。観客のフラッシュ撮影による妨害行為もあった中、23分で押し切られた。

中国メディア「捜狐」は、ストレートで撃破した周のコメントを詳報。過去の対戦で苦しんでいた張本について「今日の張本選手はそれほど良いパフォーマンスではなかった。原因は分からない。自分自身のプレーはいつも通りだった。彼は過去2回の対戦時よりも出来が悪かった」と話したという。

同メディアは張本が得意とするチキータを封印したことが勝因と推察。フォアとミドルを攻め、バックハンドを封じたことが快勝につながったと指摘した。

「周啓豪はイチかバチかの大技で勝ったわけではない。徹底した準備の勝利だった。1球ごとのコースや重要局面での対応策は、すべて試合前に分析されていたのだ」と記した。

さらに張本について、2回戦では頻繁なフラッシュ妨害を受けながらも勝利したことを紹介した上で「今回は観客の感情を『自分に対する敵意』として糧にできなかった」と表現。この日の会場は周への応援ムード一色となり「敵意をエネルギーに変えてきた人間が、戦うべき敵を見失った。スタンドの割れんばかりの声援を、怒りのエネルギーに変えるスイッチを見つけることができなかった」と考察した。

さらには「張本はこれで調子に乗らなくなった」とまで報じた。

日本勢は世界ランク1位の松島輝空(19=フリー)は、3回戦で郭冠宏(台湾)を3-1(11-6、5-11、11-6、11-4)に快勝。日本男子で唯一の8強へ進んだ。