【アイスホッケー】輪島夢叶「結果を求めてやるのが一番」世界選手権見据え地元大会で活躍誓う

女子アイスホッケー日本代表の輪島夢叶

アイスホッケー女子のアジア選手権が、15日から札幌・月寒体育館で行われる。25年2月に苫小牧で行われたミラノ・コルティナ五輪最終予選以来となる日本での国際大会開催。その五輪本大会のドイツ戦でゴールを挙げたFW輪島夢叶(23=道路建設ペリグリン)は、11月の世界選手権も見据え、日本代表“スマイルジャパン”の主力として地元大会で活躍することを誓った。

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メダル獲得を目指したミラノ五輪だが、日本代表は1勝3敗で1次リーグ敗退。1得点を挙げた輪島にも、悔しさしか残らなかった。体の大きな海外選手とのボディーコンタクトと、国内よりもコンパクトなスケートリンク。最大の持ち味であるスピードを生かし切れなかった。身長156センチの輪島は今季、「小さいなりにどうやって戦っていけるかなっていうのを考えながらスタートしました」。常に相手マークの動きを把握し、パックと足を動かし続ける。柔よく剛を制す。そのうえで「シュート精度も上げたい」とレベルアップを目指す。

ミラノ五輪後、日本代表は西武プリンセスラビッツの監督を務めていた大久保智仁氏が新監督に就任。3大会連続五輪出場の久保英恵氏がコーチに就任するなど体制を一新。主将を務めていた小池詩織らが引退するなど、大きく様変わりした。輪島も「教わることも全然違うので、いろんなことを学ばせてもらってます」と言う。ただ求められるのは「スピード」と「得点」。そこは変わらない。今月上旬にハンガリーで行われた4カ国対抗戦でも、スロバキア戦でゴールを奪った。

国際大会が日本で開催される機会は多くはない。輪島自身も中2の冬、苫小牧で観戦した平昌五輪最終予選(17年2月)はいまでも忘れられない思い出だ。「国際試合を日本でやる機会はなかなかない。いろんな方が見に来てくれると思うし、自分自身ももちろん、チームとしても結果を求めてやるのが一番」と気を引き締める。

今大会は世界ランキング14位の中国、同18位の韓国、同22位のカザフスタンの格下が相手(日本は同8位)。11月には世界選手権(デンマーク)も控える。「常にベストパフォーマンスで。この2カ月間、高い位置を継続して、いいコンディションでやりたいなっていうのが目標です」。2030年フランスアルプス冬季五輪への最初の一歩を、故郷・北海道から踏み出す。【本間翼】

○…輪島と同じ道路建設ペリグリンからは、DF秋本なな(17)、FW黒須若菜(26)、ラック陽(22)、曽根凪紗(20)も日本代表に選出された。ミラノ五輪に史上最年少で出場した秋本は「代表にこれから定着していくためにも、どんどんどんどん失敗を恐れずにアグレッシブにプレイしてアピールしていきたいと思います」と見据える。ラックは「せっかく日本で国際大会をやるので、ホッケーの魅力を自分のプレーで伝えられたらなっていう風に思ってます」と意気込んだ。

◆輪島夢叶(わじま・ゆめか)2002年(平14)10月19日生まれ、北海道苫小牧市出身。小1でアイスホッケーを始める。駒大苫小牧では同校女子アイスホッケー部の1期生。道路建設ペリグリン所属。ミラノ・コルティナ五輪最終予選ではチーム最多5得点を挙げる。五輪本大会ではドイツ戦で五輪初ゴール。趣味は音楽を聴きながらのドライブ。好きな食べ物は天丼。156センチ。家族は両親と兄。