【スーパーフォーミュラ】フラガ、ウッ憤晴らすポールトゥウイン 太田格之進は2位/第9戦

初のポールポジションのイゴール・オオムラ・フラガ(JRP提供)

<スーパーフォーミュラ第9戦>◇決勝◇10日◇静岡・富士スピードウェイ

不運で前戦の優勝を逃したイゴール・オオムラ・フラガ(28=PONOS NAKAJIMA RACING)が、悔しさを晴らすポールトゥウインを飾った。今季2勝目となった。2位には総合順位トップの太田格之進(27=DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が入った。同2位のフラガに48ポイント差を付けており、明日11日の第10戦の結果次第では11月の2戦(鈴鹿)を残して初の王者が決まる。23番手スタートのJuju(本名=野田樹潤、20=HAZAMA ANDO Triple Tree Racing)は22位だった。

ウィニングランを終えたマシンの上に飛び乗ったフラガは何度も何度も右拳を突き上げた。「ヨッシャー! ヨッシャー! 本当にうれしい。最初から最後までレースをコントロールできた」と興奮しながら話した。

初のポールポジションを獲得し、スタートも決まってトップをひた走った。タイヤ交換直後に太田に追い上げられたが、一時的にパワーを上げるOTSをフルに使って逃げた。過去の2勝は距離の短いスプリントレースで、フルでは初の優勝となった。

不運が重なっていた。8月のスーパーGT第4戦では他車との接触で宙を舞い1回転するクラッシュでリタイア。翌週のスーパーフォーミュラ第8戦(菅生)ではセーフティーカーの入るタイミングに恵まれず3位に終わった。実質トップを走っていただけに、表彰式ではカップを掲げず、シャンパンファイトも拒否していた。「悔いを晴らすような気持ちで挑んでいた。結果をものにできて最高です」。この日は思い切りシャンパンを浴びた。

中嶋悟総監督も思いは同じ。「GTを含めつらい思いをさせられたんで、すべての鬱憤(うっぷん)を晴らして最高のレースをやったと思います。晩ご飯、おいしいもの食べよう」とフラガにご褒美を約束した。