【モーグル】五輪メダリスト堀島行真「日本で練習できる環境を」 国内拠点に4年後の金メダルへ

ゴールドウインのイベントに登壇したフリースタイルスキー・モーグル日本代表の堀島行真(撮影・栗林真菜)

ミラノ・コルティナ冬季五輪のフリースタイルスキー男子モーグルで銅、デュアルモーグルで銀メダルを獲得した堀島行真(28=トヨタ自動車)が14日、ゴールドウインの循環型プロジェクト「サーキュラーアクション」の発表イベントに登壇した。

昨季は五輪で2022年北京大会に続く2大会連続のメダルを獲得。ワールドカップ(W杯)でも日本男子初の年間総合優勝を達成し、「非常に満足度の高いシーズンだった」と振り返った。

堀島は約2年半暮らしたノルウェーから日本に戻り、今季は国内を拠点に活動する。日本では雪上練習を続けられる環境が限られ、海外に拠点を置く選手もいる。地元・岐阜の高山周辺には8月まで滑れる場所があるものの、リフトがなく、徒歩で斜面を登るという。堀島は、自身だけでなく日本の選手が国内で練習を続けられる基盤づくりを見据え、「日本で練習できる環境を作り上げるための基盤を、今年作れれば」と帰国の理由を語った。

今季は体のメンテナンスを重視して準備を進めている。「五輪サイクルの1年目というのは非常に大事なシーズン。主に体のケアに時間を割いて、マッサージを受けたり、治療院や病院に行ったりして、今まで不安に思っていたところを取り除けるようにしている」と説明。体の痛みは「ゼロに近い状態」でシーズンに入れる見通しだという。

五輪通算5個のメダル、W杯通算100勝を誇るミカエル・キングズベリー(カナダ)は昨季限りで現役を引退した。長年追い続けた王者が不在となる今季、堀島は「今まではミカエル選手の後ろを追っていた。しっかり1位を取り切れるかが重要」と、王座獲得へ決意を示した。

ゴールドウインは同イベントで、サステナビリティとアスリート支援を両立する循環型プロジェクト「サーキュラーアクション」を発表した。第1弾では、モーグル日本代表の使用済みウェアをバッグやポーチなど全7型、計70点の限定商品に再生。15日から東京・GRAVITY KANDAで販売する。商品にはデジタルプロダクトパスポート(DPP)を導入し、二次元コードから1点ごとのCO2削減量や製品のストーリー、ケア方法などを確認できる。売り上げの一部は全日本スキー連盟に寄付され、選手の活動支援に活用される。