中東情勢悪化でスポーツへの影響続々…トライアスロンも派遣中止、既にF1も…サッカーの今後は

森保一監督(2026年10月撮影)

トライアスロンジャパン(旧・日本トライアスロン連合)は20日、中東地域の情勢悪化を受け「外務省が発出する危険情報レベルに基づき検討を重ねた結果、下記大会へのエリート選手の派遣を中止する方針といたしました」と発表した。「今後の情勢の推移を注視し、関係機関と連携しながら適切に対応してまいります」としている。

対象大会は次の通り。

(1)ワールドトライアスロンチャンピオンシップシリーズ(2026/アブダビ)UAE=2026年11月13日(金)14日(土)

(2)アジアトライアスロンスプリント選手権(2026/アカバ)ヨルダン=11月26日(木)

(3)ワールドトライアスロンカップ(2026/ジッダ)サウジアラビア=11月27日(金)28日(土)

(4)ワールドトライアスロンウィメンズカップ(2026/ドバイ)UAE=12月6日(日)

激化する中東情勢は、直近ではサウジアラビア主導の連合軍とイエメンの親イラン武装組織フーシ派が紛争状態にあり、スポーツ界にも影響が出ている。

自動車のF1は既に10月4日までのレースを中止。バーレーンGPをマレーシアに移して代替開催した。シーズン最終盤の2戦として予定されているカタールGP(11月27~29日)とUAEのアブダビGP(12月4~6日)についても、現時点では開催方針を維持しているものの、さらなる情勢悪化に備えた代替地(イタリア・イモラなど)の調整が並行しており、開催可否の最終判断は11月中旬まで持ち越されている。

自動車のWRC(世界ラリー選手権)も11月12~15日に予定されていたシーズン最終戦「ラリー・サウジアラビア」の中止を決定した。

また、サッカーのeスポーツ世界大会「FIFAe Finals 2026」も10月16~25日にサウジアラビアの港湾都市ジッダで行われるはずだったが、現地の治安・軍事情勢を理由に日本サッカー協会(JFA)は代表の派遣を断念。その後、大会自体も開催が見送りとなった。

森保一監督(58)が率いるA代表も年明け1月7日に開幕するアジア杯サウジアラビア大会に出場する予定だが、アジア連盟(AFC)は状況を注視。開催か28年への延期を模索している。