前田楓丞「役目を果たせて良かった」面目躍如の鉄棒で金メダルを引き寄せる 世界体操

体操ニッポン男子代表が20日、オランダのロッテルダムで行われた世界選手権男子団体総合決勝で金メダルを獲得し、2028年ロサンゼルス五輪の切符をつかんだ。6種目合計251・928点をマークし、団体総合が前回行われた23年大会に続いての2連覇となった。予選1位で通過した日本は世界選手権で個人総合3連覇中の橋本大輝(25)(日本生命・セントラルスポーツ)が全6種目で演技してチームをけん引し、24年パリ五輪3冠の岡慎之助(22)(徳洲会)も奮闘した。

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最後の鉄棒で登場したスペシャリストの前田楓丞(26)が金メダルを引き寄せた。H難度「マラス」、カッシーナとコールマンの連続技に成功。他国との得点差に応じ、予選で落下した大技「デフ」や3回宙返りの終末技を回避する柔軟性も見せた。着地後は感情を爆発させ「役目を果たせて良かった」。面目躍如の演技だった。福岡県出身。強豪順大に入学も雰囲気になじめずに中退し、競技を離れた時期もあった遅咲きの26歳。悔しさと歓喜を味わった初舞台で「(五輪を目指す)思いが倍以上になった」と刺激を受けた様子だった。

▽前田 楓丞(まえだ・ふうすけ)鉄棒のスペシャリスト。6月のアジア選手権3位。ハヤブサSC。26歳。福岡県出身。