激戦を繰り広げてきたスーパーGTも残り2戦。栃木・モビリティリゾートもてぎ(1周4.801キロ)で、11月6日にGT500、GT300それぞれの専有走行が実施され、7日に延期されていた第3戦、8日に第8戦と、いずれも1日で予選と決勝が行われる。
GT500のドライバーランキングは、第7戦で優勝した山本尚貴、牧野任祐組が58ポイント(P)で、トップと3P差の総合2位に浮上した。小島一浩監督は「点差とか考えず勝ちに行くだけ」と、6年ぶりの王座奪還を狙いに定めている。一方、現在首位の坪井翔、山下健太組は、前人未到の総合4連覇に挑む。連覇か奪還か。決着をつける時を迎える。
舞台となる、もてぎは直線と直線をタイトな中低速コーナーで結んだ「ストップ&ゴー(加減速)」の多いレイアウトを採用している。ドライバーには、連続して厳しいブレーキングが要求され、そのテクニックが問われる。今年はどんな結末が待っているのか。いよいよシリーズ王者が決まるレースの幕が開く。
なお第7戦は、10月18日に大分・オートポリス(1周4.674キロ)で3時間の決勝が行われた。
GT500は、予選4位の100号車STANLEY HRC PRELUDE―GT(山本尚貴/牧野任祐)が逆転で今季2勝目を挙げた。ウィニングランを終えた牧野はガッツポーズをした右手を力いっぱい振り下ろした。出迎えた山本は「牧野選手の走りがすべてだった」とたたえた。
GT300は、7番手からスタートした96号車K―tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)が7年ぶりの優勝を果たした。新田は59歳8カ月での優勝となり、1999年に高橋国光が記録した59歳3カ月を抜いて、旧全日本GT選手権を含むスーパーGTの歴代最年長優勝記録を27年ぶりに更新した。