<ワールドクライミング:グランドフィナーレ福岡2026>◇7日◇最終日◇飯塚市・筑豊緑地公園◇チームボルダー決勝
スポーツクライミングの今季最終戦として日本で2年連続開催されている、世界最初の男女混合団体、唯一の国別対抗戦である「ネーションズ・グランドフィナーレ」で、日本が大会2連覇を達成した。
国別ランキング上位の強豪が世界から来日。米国、韓国、スイス、オーストラリア(ウガンダは渡航の関係で出場辞退)をホスト国の日本が迎え撃って団体戦の世界一を争った中、やはりエースが結果を出した。
2024年パリ五輪(オリンピック)複合男子の銀メダリスト、今年の愛知・名古屋アジア大会では2連覇を果たした安楽宙斗(19=JSOL)が2年連続で参戦し、完登を連発。川又玲瑛(フリー)と、女子の関川愛音(フリー)中村真緒(日新火災)とともにスコアを積み上げた。
有終の美を飾った安楽は今季も絶好調だった。ボルダーのワールドシリーズで第1戦から5連勝し、年間総合優勝を決めた。4年連続。ともに史上初だった。
10月17日(日本時間18日)に米ソルトレークシティーで行われた最終の第6戦こそ優勝を逃して「年間全勝」という偉業は持ち越したものの、今年も世界一のクライマーが福岡に舞い戻った。
この日も完登を、最初の挑戦で決める「一撃」を量産。午前はチームの予選首位通過に貢献し、午後も躍動した。
納得のシーズン最終戦。「今年は大会が短期間で続いていて、正直、疲れてはいるんですけど」と笑いながら「でも、最後は楽しみたい。今年も優勝を狙いつつ、ペアで大会を楽しむところを焦点に参加したい。ただ、課題が簡単なわけじゃないんで。結構、本気を出さないと取れないような課題」と話していた真剣勝負を制した。【木下淳】