【アイスホッケー】ロシアの出場容認裁定で混乱 出場で欧州6カ国が対戦拒否、スポンサー辞退か

アイスホッケー

スポーツ仲裁裁判所(CAS)が国際アイスホッケー連盟(IIHF)に対し、来年5月の男子世界選手権(ドイツ)などの国際大会にロシアを参加させるよう命じた。この裁定を巡り、ロシア戦ボイコットの表明やスポンサー辞退が相次ぐなど混乱が広がっている。

IIHFは2022年にロシアとベラルーシ代表の国際大会参加を無期限停止に。26年ミラノ・コルティナ五輪も除外した。10月30日にCASが「安全面などに懸念があるという主張に十分な裏付けがない」としてIIHFの判断を覆し、12月開幕の世界ジュニア選手権や27年の男女の世界選手権などの参加を容認。大反発が巻き起こった。

ロイター通信によるとノルウェーなど欧州6カ国がロシアとの対戦拒否を表明。世界ジュニア選手権を開催するカナダのカーニー首相も、大会でのロシア勢の排除を主張した。大手スポンサー2社がロシア参加の場合はスポンサーを辞退すると発表したほか、同様の動きが他企業の間にも広がる兆しを見せている。

CASの裁定を不服とするIIHFは一連の動向を把握しているとし、4日に「ロシアの即時復帰は、ビザや大会形式への影響など実務面の課題が大きい」「最善の対応のため、協議を継続していく」などとする声明を出したが、解決のめどは立っていない。