ラグビー日本代表候補合宿(和歌山・上富田町)は25日に2日目を迎え、2日連続して全体練習でボールを用いなかった。

午後5時からのグラウンド練習では約40分間の走り込み。地元ファンの声援も受けながら汗だくとなり、プロップ稲垣啓太(28=パナソニック)は「(W杯(ワールドカップ)日本大会まで)もう1年しかないと考えている。まだまだやることはたくさんある」と先を見すえた。

この日は「ワークショップ」も行われ、グループに分かれての議論などで、チームとしての方向性を確認した。

SH流大(ながれ・ゆたか、26=サントリー)は「疲れている状態で、メンタルで(相手の勢いを)受けてしまわないようにしないといけない。先に仕掛けていく」とキッパリ。11月には世界ランク1位ニュージーランドや、同4位イングランドとのテストマッチも控えており、苦しいランでの声掛けなども意識しながら、チーム力を上げていく。