今年度の全国高校ラグビーに出場した黒沢尻工(岩手)のロック菊地諒輔(3年)が、ジャパンラグビートップチャレンジリーグの釜石シーウェイブズに入団することが明らかになった。菊地は昨年度からレギュラーで2年連続で花園を経験。昨年12月30日に行われた2回戦の静岡聖光学院戦に勝利。3回戦では強豪常翔学園戦(大阪)に28ー50と破れたが、ディフェンスリーダーとしてチームを引っ張った。

強烈なタックルと接点での強さが魅力の185センチ・99キロの大型ロックは「地元岩手の釜石でやるのは夢だったのでうれしいです。目標はトップリーグなので優勝して昇格したい」と意気込みを口にした。黒沢尻工の伊藤卓監督(44)は「社会人になってもう一回り体が大きくなれば楽しみ。サイズを生かしたランプレーも魅力」と期待を寄せた。菊地は「釜石では今年ワールドカップも行われるんで、自分も少しでも地元の盛り上がりに貢献できればと思っている」と活躍を誓っていた。

◆菊地諒輔(きくち・りょうすけ) 2000年(平12)10月12日、北上市生まれ。黒沢尻東小-北上中。小、中学校では水泳とサッカー、高校からラグビーを始め、黒沢尻工では2年からレギュラー。好きな選手はピーター・ラブスカフニ(クボタ)。185センチ、99キロ。