スーパーラグビーの日本チームで、4季目となる新シーズン(2月開幕)に向けて始動しているサンウルブズは18日、千葉・市原市内で公開練習を行った。19年ワールドカップ(W杯)日本大会出場を目指す若手らが、サンウルブズと日本代表にかける思いを語った。

フッカー坂手淳史(25=パナソニック)は「勝てるチームを作りたい。勝てるパーツになりたい」とサンウルブズでの自分の役割を話した。昨年は日本代表として11月のニュージーランド戦、続く欧州遠征でのイングランド、ロシア戦にも出場。世界のトップレベルのコンタクトを肌で触れ「いい経験になった」と振り返った一方で「完成度を高めないとその場に立てない」と、現状ではW杯メンバーに入れないと危機感を抱く。「フィジカルで勝負したい。ディフェンスでもアタックでも前に出たい」とアピールする。

SH内田啓介(26=パナソニック)も、W杯初出場へ意欲を燃やす。身長179センチ、体重86キロの恵まれた体形から、SHだけではなくWTBなどでもプレーする。「自分のフィジカルを生かした走り」がウリで「そこにスピードを加えていければ」と話す。SHとしては球出しのスピード、WTBとしてはスペースを突くスピードを磨いて代表争いに絡む。