JALのラグビー応援ジェットが19日、羽田空港で公開された。ボーイング767-300の機体左側にラグビー日本代表、右側に車いすラグビー日本代表の選手たちが大きくプリントされた特別塗装機。日本全国の空を飛び回り、ラグビーワールドカップ(W杯)(9月20日~11月2日)、車いすラグビーワールドチャレンジ(10月16日~20日)が開催される今年、両競技を盛り上げ、代表選手を応援する。JALによると違う2つ競技が1つの機体に描かれるのは初めてという。

お披露目会見に招かれたラグビー・ヤマハ発動機の五郎丸歩(33)は「飛行機には小さいころから憧れていた。ラグビーが機体にプリントされるなん思ってもいなかった。W杯までにもっともっと多くの人にPRしていきたい」。車いすラグビー日本代表の池崎大輔(41=三菱商事)は機体に描かれた自らの姿を見て「いや~、こんなことってあるんですね~」と感激の表情で「応援に結果でお応えしたい。魂と魂がぶつかり合う戦いで、競技の魅力を発信したい」と言葉に力をこめた。

応援ジェットはこの日午後0時50分に羽田から函館に向けて初フライト。20日には沖縄合宿を打ち上げたラグビー日本代表を羽田まで送り届ける予定だ。