ラグビー日本代表初のW杯4大会出場を果たしたチーム最年長ロック、トンプソン・ルーク(38)の地元、東大阪市にある花園ラグビー酒場では、所属する近鉄のコーチ陣やラグビーファン約20人が、勝利の美酒に酔いしれた。トンプソンが途中出場すると、所属する近鉄のコーチ陣も喜びを分かち合った。

日本は、ロシアに先制トライを許したが、その後逆転。前半は「体が全体的に固い。ホームアドバンテージがプレッシャーになっている」と首をひねっていた有水剛志ヘッドコーチ(46)も「ベストゲームじゃないけど、20点差をつけたのはさすが」と笑顔で話した。

ゼネラルマネジャーの飯泉景弘氏(46)は「トモ(トンプソン)と田中史が出て流れが変わった」とたたえ、トンプソンの強みは「目立つプレーはしない。縁の下の力持ち的な、玄人好みの地道なプレーで浮き沈みがないところ。次はスタメンだろう」と言い、期待を高めていた。