五郎丸歩、1195得点で新記録「もう少し伸ばしたい」

コカ・コーラ戦の前半、ゴール正面からのPGを決め、リーグ戦通算得点記録を塗りかえたヤマハ発動機FB五郎丸

<ラグビー・トップリーグ:ヤマハ発動機43-3コカ・コーラ>◇第1節◇1日◇豊田スタジアム

元日本代表のヤマハ発動機FB五郎丸歩(32)が、トップリーグの通算得点記録を塗りかえた。

コカ・コーラ戦で1PG5Gの13点を挙げ、リーグ通算1195点とした。サントリーなどで活躍したニコラス・ライアン(39)が持つリーグ戦通算得点記録(1188点)を更新した。チームは43-3で勝ち、9季連続開幕戦勝利を飾った。

前半41分、相手がスクラムで反則を犯した。ゴールで4得点し、ライアンの持つ記録にあと2点と迫った五郎丸がボールを手にした。ゴール正面やや左、距離は約15メートル。昨季から“五郎丸ポーズ”はしなくなったが、きっちとポールの間を通し、3点を加えた。五郎丸は「チームの縮小など波もあったので、仲間や家族に感謝です。記録は次の世代の目標になるので、もう少し伸ばしたい」と意欲を見せた。また日本代表については「(入りたい気持ちは)全くない。サポートして、大会を盛り上げたい」と話した。