梶村祐介「チャンスつかみたい」CTB争いに名乗り

代表候補合宿に参加する梶村

ラグビー日本代表候補は16日、国内での強化試合(20、27日)に向けて千葉・浦安市で合宿を行い、代表キャップ数1の梶村祐介(23=サントリー)が、CTBの主力争いに名乗りを上げた。20日に千葉・市原市で行われるスーパーラグビー「ハリケーンズ」の控えとの一戦に、アウトサイドのCTB(背番号13)で先発予定。本職のインサイドのCTBではないが「このプレシーズンに準備してきたものをしっかり出したい」と意気込んだ。

代表候補のCTBにはワールドカップ(W杯)15年大会を経験した立川や、チーム屈指のフィジカル力を誇るトゥポウらが名を連ねる。インサイド以上にフィジカルの強さやスピードが必要とされるアウトサイドのCTBは「高校時代と大学1年の時にちょっと。後はこの間の(トップリーグの)カップ戦の準決勝、決勝でやったぐらい」。まだ経験は浅いが、180センチ、93キロの体と思い切りの良さを武器に主力争いに加わろうとしている。

「インサイドに比べれば層は薄い。スタートのチャンスをもらった。これがいつまで続くか分からないから、持ち味を発揮してしっかりとチャンスをつかみたい」と、9月開幕のW杯日本大会を見据えた。【佐々木隆史】

◆梶村祐介(かじむら・ゆうすけ)1995年(平7)9月13日、兵庫県伊丹市生まれ。ラグビーは4歳から。鴻池小、天王寺川中では伊丹RS。報徳学園高で花園に出場し、明大に進学。18-19年シーズンにサントリーでトップリーグデビュー。昨年11月の欧州遠征でのロシア戦で代表初キャップを獲得した。