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鶴竜、横綱初の反則勝ち 白鵬が物言い

<大相撲夏場所>◇12日目◇22日◇東京・両国国技館

 結びの一番が、騒然となった。関脇豪栄道(27=境川)のはたきに、横綱鶴竜(28=井筒)が落ちた。軍配は西の豪栄道。座布団が乱れ飛んだ。5人の審判も動かず、軍配を受け入れようとした。だが、ここで物言いをつける右手が挙がった。鶴竜が落ちてきた東の土俵下に座る、横綱白鵬(29=宮城野)の手だった。

 「完全には見えなかったが、少し(まげに)かかっているのが見えた。そうだろうなと思って、手を挙げました」と白鵬。急きょ、土俵に上がった5人の審判がビデオ室と協議する。鶴竜の師匠でもある井筒審判長(元関脇逆鉾)は「オレは全然、気づかなかった。ビデオ室に何回も確認してもらったら、つかんでいると。確かに(鶴竜の)体勢は崩れていたが、つかんでいることは間違いない」と説明。まげつかみによって、史上初の横綱の反則勝ちとなった。

 勝ちを拾った鶴竜は「横綱(白鵬)がよく見ていました。自分としてもまげの感じはあった。自分でバランスを崩したというよりは、変な形で頭が下がる感じでした。横綱で初めて? いいんじゃないですか、1回くらい、そういうのがあっても」と、胸をなで下ろした。

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