【キムタクさんを悼む】「あの頃つぼみだった花は色をつけた」好きだったあの曲を忘れない

2010年の4月7日、巨人のコーチを務めていた木村拓也さんが亡くなりました。思い出してもらうこと。忘れないでいてもらうこと。番記者の役目です。(2014年4月8日掲載。所属、年齢などは当時)

傑作選

為田聡史


阿部は3年前の悲しみは永遠に忘れない。7日は元内野守備走塁コーチ木村拓也さん(享年37)の命日だった。アドバイスをもらい、時には愚痴を聞いてくれた信頼する先輩だった。木村さんの地元・宮崎で行われるキャンプでは、毎年のように「ここに来るとね…。赤のキャビンと缶コーヒー。絶対に忘れられない」と、思い出の日々が鮮明によみがえってくる。

不振に陥ったり、思い通りにいかないときは、iPodのライブラリーからコブクロの恋愛バラード「赤い糸」を選ぶ。木村さんが、よく口ずさんだ曲だ。〝あの頃つぼみだった花はもうあでやかな色をつけた〟。道を志半ばで絶たれた木村さんが目指した野球を、僕たちはできていますか? 「大事な先輩でありコーチだった。どこかで見てくれていると思いますのでしっかりと戦いたい」と、天国に向かって誓った。