全日本プロレス
All Japan Pro-Wrestling
 2003サマーアクション・シリーズ 
◇東京・日本武道館◇2003年7月19日(土)◇18:00 ◇観衆 1万5800人

川田、小島組が小川組を撃破!

 川田利明(39)と小川直也(35=UFO) とのシングル戦の気運が高まってきた。特別試合でタッグ対決した両者は、一歩も引かない攻防を展開。試合権利のない場面でも殴り合いを展開するなど、シングル対決は避けて通れない状況になってきた。川田利明、小島聡組対ゼロワン・小川直也、藤井克久組の試合は、藤井を場外KOした川田組がリングアウトで勝利を収めた。

 セミファイナルで行われたムタ対ヒガンテス戦は、ムタが徹底した足攻めで勝利を納めた。アジアタッグ王座争奪リーグ戦は佐藤耕平、横井宏考のROWDYが勝ち抜き、全日本プロレスから同王座を奪い取った。


写真=川田(左)は試合後の乱闘で小川に仕掛けた(撮影・中島郁夫)

▽第9試合 特別試合(60分1本勝負)
川田利明
○小島聡

 
14分58秒
リングアウト
小川直也
藤井克久×

(UFO)
 川田と小川が試合開始早々からヒートアップ。川田組は5分以上も藤井を拘束し、試合をリードした。だが、カットに出た小川のSTOで小島の動きが止まり、執拗な三角絞めでインチを招いた。終盤は復活した小島が場外で藤井にラリアットを叩き込んで動きを封じた。リング内で川田と小川がもみ合う中、川田組のリングアウト勝ちとなった。
▽第8試合 特別試合(60分1本勝負)
○グレート・ムタ
(WRESTLE-1 version)
12分4秒
足4の字固め
ギガンテス×
 
 ムタが足攻め一本でヒガンテスからギブアップ勝ちを奪った。いきなり毒霧で始まった試合は、場外の鉄柱、TVカメラの三脚を使ったラフ攻撃と、一方的なムタのペース。リングに戻ってからはヒガンテスの左足を狙ってドロップキック、足4の字固めの波状攻撃。ヒガンテスのパワーボム、チョークスラムの反撃にもひるまず、最後はあっけなく足4の字固めでタップさせた。
▽第7試合 アジアタッグ王座争奪リーグ戦優勝決定戦(時間無制限1本勝負)
×本間朋晃
宮本和志
9分48秒
原爆固め
佐藤耕平○
横井宏考
 ターメリックは入場時に背後から急襲。短期決戦を狙ったが、すぐに第3試合で負った本間の傷が開き、またも大流血。本間はROWDYに額の傷口を狙われローンバトルを強いられる。宮本もカットに入るが横井に蹴散らされ助けることができず。本間は横井の右ストレートから佐藤のジャーマンスープレックスは返したが、2発目は返せなかった。3冠王座に続いて、アジアタッグ王座までもがゼロワンに流出してしまった。
▽第6試合 特別試合(時間無制限1本勝負)
○嵐10分15秒
エビ固め
荒谷望誉×
 嵐に反旗をひるがえした荒谷にとって、試合で結果を出さなければならなかったが、覇気の感じられない試合内容。試合の流れすらつかむことができず、嵐のスープレックス連発、シャイニングウイザードからのパワーボムにあっけなく沈み連敗。
▽第5試合 世界ジュニアヘビー級選手権試合(60分1本勝負)
○ケンドー・カシン
(王者)
9分58秒
腕ひしぎ逆十字固め
土方隆司×
(挑戦者)
 カシンは世界ジュニアとは別の謎のベルトをケースに入れて持参。カシンは精彩を欠く土方を問題にせず、フィッシャーマン3発目を腕ひしぎ逆十字に切り返して仕留めた。混乱が起きたのは試合後。控え室に戻ろうとしたカシンはゼロワン参戦中の坂田から襲撃を受けた。その騒動の間に、葛西が世界ジュニア王座を奪ってとん走するというおまけつき。
▽第4試合 アジアタッグ王座争奪リーグ戦(30分1本勝負)
保坂秀樹
×黒毛和牛太

(3点)
13分34秒
ワキ固め
佐藤耕平
横井宏考○

(5点)
 アジアタッグ王座争奪リーグ戦の最終戦はゼロワン勢対決。両チームとも勝てば優勝決定戦進出となるため、激しい試合となった。一進一退の攻防が続く中、横井が黒毛のラリアットを鮮やかなワキ固めで返しタップを奪った。厳しい試合を制したROWDYが優勝決定戦に駒を進めた。
▽第3試合 アジアタッグ王座争奪リーグ戦(30分1本勝負)
○本間朋晃
宮本和志

(5点)
14分12秒
ターメリッククラッチ
金村キンタロー×
黒田哲広

(4点=WEW)
 場外で金村に机にたたきつけられて本間が流血。試合は完全に金村組に握られた。リンクに脚立まで持ち込まれ、なかなか流れをつかめなかった。ここで無傷の宮本が奮起。本間も流血も構わず突進。黒田のラリアットをかわし、一瞬のターメリッククラッチで丸め込んだ。
▽第2試合 30分1本勝負
馳浩
奥村茂雄
×河野真幸
17分35秒
体固め
ビッグ・ジョン・テンタ○
ジョージ・ハインズ
ロビー・ブルックサイド
 巨漢ジョン・テンタの独壇場。珍しいシコ踏みまで披露する好調ぶり。有望株の河野はテンタのエルボードロップ数発をはね返すスタミナを見せたが、最後はエルボーからのアースクエイク・ドロップで力つきた。
▽第1試合 30分1本勝負
○カズ・ハヤシ
ジミー・ヤン
Hi69
10分58秒
片エビ固め
平井伸和
グラン浜田
石狩太一×
 新人石狩が百戦錬磨の先輩レスラーにもまれた。パワー、技術とも及ばなかったが、必死で食らいつく内容に、館内からも声援が飛んだ。最後はハヤシのファイナル・カットを一度は返す粘りもみせたが、2発目はしっかり左足を抱え込まれてカウントを奪われた。


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