FIGHTING OF WORLD JAPAN
PRO-WRESTLING  
旗揚げ戦
  MAGMA01
◇神奈川・横浜アリーナ◇2003年3月1日(土)◇18:00 ◇観衆1万3200人

長州、ラリアットで天龍下し旗揚げ飾る!

 長州力(51)の新団体「ファイティング・オブ・ワールドジャパン・プロレス」がついに始動した。試合前には特別なセレモニーや挨拶はなく、飾らない長州らしい旗揚げ戦となった。メーンでは長州と天龍源一郎(53=全日本)によるシングル6連戦の第1戦が行われ、長州がリキラリアットで先勝した。第3試合後には中嶋勝彦(14)のデモンストレーションが行われ、ボクシンググローブをつけてのスパーリングや、空手の組み手を披露し、客席から大きな拍手が送られた。ほかにもハセケン・タッグの復活や、大森の日本がい旋試合、大仁田の電流爆破マッチなど注目カードが目白押しの大会となった。

写真=真っ向勝負を展開した長州(右)と天龍(撮影・中島郁夫)

▽第8試合 60分1本勝負
○長州力
 
7分53秒
体固め
天龍源一郎×
(全日本プロレス)
 長州が天龍とのシングル6連戦を白星でスタートさせた。ゴング直後から力のこもったロックアップ、お互い一歩も引かず意地を見せる。長州は天龍の延髄斬りを受けても倒れず、逆にサソリ固めを狙っていく。下から張り手を受けると技を解きバックドロップ。天龍のグーパンチで流れを止められると「53歳」を浴びてしまう。しかしパワーボムを水車落としで返し1発目のリキラリアット。天龍が「53歳」を連発したが、長州はヘッドバッドからリキラリアット2発でピンフォールを奪った。
▽第7試合 60分1本勝負
○佐々木健介
馳浩
12分59秒
片エビ固め
ドン・フライ
ダン・ボビッシュ×
 マイク・タイソンのボディーガード兼スパーリングパートナーを2年間務めた巨漢ボビッシュはパワーで健介を子供扱い、馳もグロッキーに追い込んだ。あまりのボビッシュのエキサイトぶりに、フライが慌てて止めるというシーンも。健介、馳は2人がかりでブレーンバスターを仕掛けるが逆に吹っ飛ばされてしまった。しかし新天地で燃える健介が北斗ボムからラリアットでボビッシュを沈め、ハセケン・タッグ復活を白星で飾った。ボビッシュは敗れはしたが、日本初見参で強烈なインパクトを残した。試合後、馳が「おい大仁田! お前は国会もプロレスも中途半端なんだよ!」とマイクアピール。史上初の現役国会議員対決が浮上した。
▽第6試合 60分1本勝負
×鈴木健想12分53秒
片エビ固め
大森隆男○
 健想は長州の「パワーホール」をアレンジした曲で入場。大森も「ノー・フィアーのテーマ」は使わず新曲で入場した。試合はひたすら向かっていく健想を大森が受ける展開。しかし、スピアーを食らって大森の顔色が変わった。大森は2発目のスピアーをよけると、トラースキック、続けて必殺アックスボンバーを浴びせ貫録勝ちした。
▽第5試合 ノーロープ有刺鉄線電流爆破戦(時間無制限1本勝負)
○越中詩郎8分5秒
反則
大仁田厚×
 大仁田がレフェリーチェックの前に、パイプイスを有刺鉄線に投げつけ試合開始。両者が有刺鉄線に振り合う展開の中、越中がヒップアタックを仕掛ける。大仁田がよけ、越中が有刺鉄線の中へ飛び込んでしまったが、爆弾は不発。その後、大仁田の手によって越中は爆破を浴び、大仁田が試合の流れを握った。大仁田はサンダーファイアーパワーボムを放ったがカウント2。その後、道連れの爆破を浴びせたが、越中にイスを奪れ形勢逆転を許す。ピップアタック、パワーボムを食らい逆エビ固めの体勢に。ここで大仁田は緑の毒霧、さらに火を投げつけた。大仁田が連れて来たメーンレフェリーは試合続行を主張したが、サブレフェリーが反則裁定をとり、試合終了。大仁田は「WJさんよ、こんなもんで反則負けか! 邪道に反則なんてないんじゃ。長州、オレの挑戦を受けろ! 超デスマッチじゃあ」と長州戦を訴えた。

写真=大仁田(右)の手によって爆破を浴びる越中(撮影・中島郁夫)

▽第4試合 IPWハードコアタッグ選手権試合(60分1本勝負)
トッド・シェーン
×マイク・シェーン

(ザ・クラッシャーズ=王者組)
11分4秒
片エビ固め
アニマル・ウォリアー○
ホーク・ウォリアー

(ザ・ロード・ウォリアーズ=挑戦者組)
 両者ともにスキンヘッド、192センチ136キロと体格も同じならコスチュームもおそろいとまったく見分けのつかないクラッシャーズ。対するウォリアーズはお馴染みのテーマ曲で入場、ファンの大歓声を浴びる。クラッシャーズの抜群のコンビネーションで、ホークはローンバトルに強いられる。パワーでも勝るクラッシャーズは攻め続けるが、タフなウォリアーズを仕留めることができない。クラッシャーズはウォリアーズのお株を奪うダブルインパクトを狙ったがアニマルのカットにあい、逆に本家ダブルインパクトを浴びてタイトルを奪われてしまった。試合後、ウォリアーズ、マサ斎藤、タイガー服部レフェリーがリング上に並び、2月10日に亡くなったカート・ヘニングさんのめい福を祈る10カウントが打ち鳴らされた。
▽第3試合 45分1本勝負
○谷津嘉章11分24秒
首決め監獄固め
安生洋二×
 頭を剃り上げ、オープンフィンガーグローブを着けてリングに上がった安生は、腕をつかんで谷津の顔面を殴るなどパンチ、キックを中心に攻め続ける。谷津はエルボーで逆襲する場面も見られたが、安生の腕ひしぎ逆十字固めで何度も追い詰められた。しかしグラウンドでヒザ十字を決め形勢逆転。監獄固めの体勢に移り、そのまま首も決めてタップを奪った。
▽第2試合 30分1本勝負
×高智政光
 
9分12秒
逆エビ固め
本間朋晃○
(全日本プロレス)
 第1試合同様に大技があまり見られない気迫のぶつかり合い。WJ所属として負けられない高智は強烈な張り手でペースを握ると、バックドロップ、ミサイルキックで本間を追い詰めたが、リング中央での逆エビ固めに無念のギブアップ。試合後、本間と宮本のチーム・ターメリックがWJ若手と乱闘。シリーズでの対戦が楽しみとなった。
▽第1試合 30分1本勝負
○石井智宏12分37秒
レフェリーストップ
宇和野貴史×
 栄誉あるWJのオープニングマッチを任された石井、宇和野は開始直後から気合い十分。エルボー、ショルダータックルの打ち合いで、両者一歩も引かず真正面からぶつかり合った。石井は序盤ペースを握られ、カウンターのSTOから原爆固め、逆エビ固めでピンチに陥ったが、拳での殴り合いを制しダウンを奪った。さらにグラウンドの状態で殴り続けたところでレフェリーが試合を止めた。


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