FIGHTING OF WORLD JAPAN
PRO-WRESTLING
  MAGMA03
◇東京・両国国技館◇2003年7月20日(日)◇18:30 ◇観衆8500人

健介、健想に完勝! WMG初代王者を獲得!

 佐々木健介(36)がWJ最強者決定トーナメントを制し、初代WMG(ワールド・マグマ・ザ・グレーテスト)王者となった。1回戦で師匠である長州力(51)を北斗ボム2連発で下し、2回戦では元全日本プロレス最強外国人スティーブ・ウイリアムス(43)からギブアップを奪って決勝に進出。決勝では勢いに乗る鈴木健想(28)の攻撃に苦しみながらも貫録のラリアット5連発、文句なしの優勝を飾った。また天龍が1回戦で大森に敗れるなど、世代交代を感じさせるトーナメントとなった。



写真=佐々木(右)は鈴木に強烈な逆水平チョップを見舞う(撮影・柴田隆二)

▽第10試合 WJ最強者決定トーナメント決勝戦(60分1本勝負)
○佐々木健介18分4秒
体固め
鈴木健想×
 試合前からにらみ合う両者。ともに一瞬たりとも目をそらさずにゴング。健介がショルダータックル一発で倒せば、健想は逆水平、ヒザ蹴りで応戦。一進一退の攻防が続き、数十発に及ぶ激しい逆水平の打ち合いには観客から大きな歓声と拍手が沸き起こる。両者とも胸元が真っ赤に腫れあがり、ダウンカウント8まで体力は消耗した。健介はバックドロップから葉隠を浴び攻め込まれたが、スピアをヒザ蹴りで返し、ジャンピングニーをキャッチしてパワーボムで落とし健想の勢いを止めた。最後はラリアット5連発で完勝。ベルトは航空トラブルのため会場に届かず巻くことはできなかったが、初代WMG王者となった健介はリング上で涙を見せて喜びを表した。

 ◆佐々木のコメント「これまで自分が担わなければならないという、心の戦いがあった。うれしいし、ホッとしている。やっとスッキリしたような気分。まだみんなに認められてないし、しがらみもあるよ、WJには本当に。(トーナメントについては)全ての試合が感情のぶつかり合いだった」

 ◆鈴木のコメント「何もないよ。何もない」
▽第9試合 スペシャルマッチ(45分1本勝負)
×ドン・フライ11分27秒
反則
ビッグ・ベイダー○
 WMG王座次期挑戦者決定戦は思いも寄らない結末となった。フライのローブローによる反則をタイガー服部レフェリーが告げるとここでゴングが鳴り響いた。試合は完全にフライペース。序盤は得意のグラウンドから打撃を繰り出すと、腕ひしぎ逆十字固め、ワキ固めに持ち込む。ラリアットをもらう場面もあったが、かわすと170キロの巨漢を高く持ち上げジャーマンをお見舞い。パワーのある所も見せつけた。しかしヒザへの攻撃がローブローと見なされ反則負け。試合後、納得いかないフライは「もう一度戦わせろ!」と再戦を要求。一方のベイダーはノーコメントだった。
▽第8試合 トーナメント2回戦(45分1本勝負)
○鈴木健想3分39秒
変形片エビ固め
大森隆男×
 健想が一瞬のスキをついて決勝進出を決めた。試合は終始、健想のペース。顔面キック、ジャンピングニーキックと、次々と技を繰り出した。大森は強烈なアックスボンバー1発で流れを変えたかと思われたが、アックスボンバーをワキ固めのような形で返され、丸め込まれてしまった。

 ◆大森のコメント「(1回戦の天龍戦で)とばしすぎた。くじ運、試合順の運がいい奴が残るトーナメントだ。(試合の流れで)スキが出た」
▽第7試合 トーナメント2回戦(45分1本勝負)
×スティーブ・ウイリアムス12分17秒
フルネルソン監獄固め
佐々木健介○
 健介が決勝に駒を進めた。リング中央で激しくにらみ合う両者。ゴングがなると同時にエルボー、チョップの打ち合いとなった。健介はステーブの打撃攻撃に手こずったが、トップロープからのボデイィープレスをドロップキックで迎撃。あとは一気に攻め込んだ。「スティーブ」と叫びながらラリアットを見舞うと攻撃の手をゆるめず、最後はフルネルソン監獄固めで仕留めた。
▽第6試合 20分1本勝負
○石井智宏11分18秒
片エビ固め
矢口壹琅×
 WJの申し子石井が、キャリアが上の矢口を下した。矢口はメークなしの素顔で登場。石井はラリアット、パワーボム、フィッシャーマンズスープレックスなど厳しい攻撃を受けたが、3カウントを許さず。最後は垂直落下式ブレーンバスターを持ち上げきれないまま落とす危険技で矢口を下した。
▽第5試合 20分1本勝負
○高智政光15分5秒
逆エビ固め
宇和野貴史×
 WJ同期生の戦いは、お互いライバル心むき出しの戦いとなった。張り手、エルボー、ラリアットの打ち合いを一歩も引かない両者。15分を越える長い戦いとなったが、最後は高智が逆エビ固めをガッチリ決めると宇和野は逃れられなかった。
▽第4試合 トーナメント1回戦(30分1本勝負)
×天龍源一郎15分14秒
片エビ固め
大森隆男○
 王道出身対決は大森が制した。厳しいチョップ、グーパンチを放ってくる天龍に大森はエルボーで応戦。大森が場外でのアックスギロチンドライバー、フロントネックロックで天龍を苦しめれば、天龍は53歳2連発、腕ひしぎ逆十字固めでお返しをする。お互い一歩もひかない意地の張り合いに終止符を打ったのは大森の右腕だった。アックスボンバー2連発を浴びせ、息の根を止めた。
▽第3試合 トーナメント1回戦(30分1本勝負)
○鈴木健想5分15秒
片エビ固め
ダン・ボビッシュ×
 女性を2人とともにリングに上がった健想はリング上でキスまでしてしまう。しかしマイクから聞こえる女性の声は太かった…。試合は完全にボビッシュの流れ。健想は鉄柵の外で起き上がれない醜態まで見せた。しかしリングに戻ってからは、ジャンピングニー、スピアを連発。最後はタックルの勢いそのままに強引に固め、3カウントを奪った。試合後、納得のいかないボビッシュに襲われた健想は大きなダメージを残してしまった。
▽第2試合 トーナメント1回戦(30分1本勝負)
×長州力12分59秒
体固め
佐々木健介○
 序盤は互角の力比べを展開。先に攻勢をかけたのは健介。逆水平チョップから長州をコーナーに追い込む。長州はラリアット一発からサソリ固めに行くが、健介は何とかロープブレイク。その後、激しいラリアットの応酬を展開。最後はラリアットの打ち合いから、健介がノーザンライトボム2発で長州を沈めた。
▽第1試合 トーナメント1回戦(30分1本勝負)
×越中詩郎9分27秒
エビ固め
スティーブ・ウイリアムス○
 WJマット初登場のウイリアムスが越中をマットに沈めた。越中の先制攻撃をしのぐと、要所で見せるナックルと重いラリアットが越中を苦しめた。バックドロップ2発最後はドクターボムでケリをつけた。


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