Dream Stage
Entertainment
     ハッスル3
◇神奈川・横浜アリーナ◇2004年5月8日(土)◇16:00 ◇観衆 1万2057人

小川がハッスル初勝利 川田はフォーリー下し3冠防衛

 小川直也がハッスルリングで初勝利をあげた。高田総統の策略にはまり連敗中の小川はハッスルでは初となる橋本真也とのタッグOH砲で、ケビン・ナッシュ、スコット・ホールのジ・アウトサイダーズと対戦。アウトサイダーズのパワー、島田参謀長のレフェリングで思うように攻められなかったが、最後は刈龍怒、オレごと刈れと合体技の連発でホールを沈めた。セミでは川田利明がミック・フォーリーを顔面蹴りで下し3冠王座を防衛した。

写真=葉巻をくゆらせながら登場した高田総統(撮影・鈴木豊)

▽第9試合
○小川直也
橋本真也
7分37秒 
片エビ固め
ケビン・ナッシュ
スコット・ホール×
 小川は橋本からプレゼントされた左胸に太陽の絵が入ったニューガウンで入場。ガウンを脱ぐとハッスルベルト、白いロングタイツのニューコスチュームを披露した。ハッスル1、2と連敗している小川はハッスルリングでは初めて橋本とタッグ結成、ジ・アウトサイダーズと対戦した。世界を席巻したジ・アウトサイダーズのパワーに苦しめられたが、一番の敵はレフェリーを務めた高田モンスター軍・島田参謀長だった。橋本がフォールされると超高速カウント、OH砲のツープラトン攻撃は一切許さず。しかし最後は橋本が島田レフェリーに蹴り。倒れている間に刈龍怒をナッシュに、オレごと刈れをホールに決めて完勝。小川はハッスル初白星となった。試合後、小川が「高田! 勝っちゃったぞ。あれだけ大口叩いて隠れてんじゃねぇよ」と叫ぶとモニターで高田総統が登場。「1度や2度勝ったくらいでいい気になっては困る。私の後ろにはまだまだ世界中のモンスターがいる。もちろん日本にもいる。私の古くからの友人、高田延彦PRIDE統括本部長の遺伝子がいることを忘れないでほしい。ノーフィアー」と高山善広の投入をにおわせた。小川は「何がノーフィアーだ。これからも1人づつモンスターを潰していきます」と宣言。橋本は「モンスターかロブスターか知らんけど…(小川の新コスチュームを見て)派手だな。オレを差し置いてそれはないだろ」と突っ込み。最後はリング下で観戦していたプロゴルファー片山晋吾をリングに上げ、3人で「3、2、1、ハッスル! ハッスル!」で締めた。

写真=小川(左)と橋本(下)はナッシュに刈龍怒を決める(撮影・鈴木豊)
▽第8試合 3冠ヘビー級選手権試合
○川田利明
(王者)
12分56秒 
片エビ固め
ミック・フォーリー×
(挑戦者)
 第8試合前に高田総統が登場。「今日も物好きな客が集まったものだ。もっとブーイングをくれたまえ。今宵は日本プロレスの歴史が変わる記念の日だ。自称王道、ポーク、チキン、あわれな男達が血祭りにあうのを堪能してくれたまえ」とブーイングを浴びる中、コメントした。フォーリーは有刺鉄線バットを持って入場したが、使わないことを宣言してリングイン。右手を骨折している川田はキックを中心に攻める。フォーリーは劣勢になると場外にエスケープ、有刺鉄線を手にする。川田のセコンド石狩を殴りつけ、リングに持ち込もうとしたが、和田京平レフェリーが体を張って阻止する。するとレフェリーの隙をついて島田参謀長が有刺鉄線バットをフォーリーに渡し、ついにリング内に持ち込まれてしまう。しかし川田はバットを避けるとバックドロップ。バットを場外の島田参謀長に投げつける。フロントキック、ジャンピングハイキックで勝負に出るが、フォーリーは手に靴下をはめミスター・ソッコを狙う。一度は防いだ川田だったが島田参謀長に足を引っ張られ、ミスター・ソッコを決められる。臭い靴下を口の中に入れられ、怒った川田はヒザ蹴り、エルボー連発からジャンピングハイキックでフォーリーを倒す。起き上がるところに顔面へ強烈なローキックを放ち、フォーリーを沈めた。

写真=川田(右)はフォーリーにジャンピングハイキックを決めた(撮影・鈴木豊)
▽第7試合 ダイナマイト・ハードコア・ハッスル・ウエポンマッチ
田中将斗
黒田哲広
×本間朋晃
16分12秒 
エビ固め
サブゥー
金村キンタロー
ザ・グラジエーター○
 休憩明けにジョー・サンが登場。妖しい化粧、Tバック姿でダンスと歌を披露。次戦以降のハッスル参戦が発表された。試合はFMW、W★ING、IWA、大日本、米国ECWなど日米デスマッチリングで活躍した6人による試合。3分ごとに公認武器が投入されるというハッスルオリジナルルールで行なわれた。ほとんどの選手が場外で攻防を繰り広げる中、最初の公認武器、机が登場。スペシャリストの手により次々と壊された。その後、白いギター、自転車、ダストボックスと登場したが、ハードコア馴れしている選手たちは様々な攻撃を見せる。5番目に登場した武器は何故かジャイアント・シルバ。シルバは誰の味方にもならず1人で大暴れ。最後はグラジエーターが本間を机の上への雪崩式アッサムボムで下し、死闘を制した。
▽第6試合
大谷晋二郎
×坂田 亘
10分2秒 
けさ固め
マーク・コールマン○
ダン・ボビッシュ
 ヘビー級転向を宣言した坂田はパンタロンの新コスチュームで登場。しかし、いきなりスーパーヘビー級ボビッシュに軽く持ち上げられ、放り捨てられる。さらに張り手、キックを何発打っても倒せず、逆に張り手1発で倒されるなど体格差で苦戦。ローンバトルを強いられたが、ドロップキック、ニールキックで逆転すると、大谷がボビッシュ、坂田がコールマンに顔面ウオッシュの共演を見せる。坂田はコールマンに対しコーナー最上段からのダイビングフットスタンプを浴びせたが、ボビッシュの旋回式スタナーで虫の息。最後はコールマンのマウントパンチからけさ固めで力尽きた。第6試合終了後は恒例の「ハッスル・タイム」。ビキニを着た2人のハッスル・ディーバがリング、場内を歩き回り会場を温めた。
▽第5試合
○長州 力2分35秒 
片エビ固め
アダモンスター×
 長州はパワーでコーナーに詰められるも「アダモちゃ〜ん」の掛け声に振り返って「ハーイ!」と答えたアダモを捕まえ「このクソが!」と前蹴りの連発、さらにスリーパーで絞めあげた。アダモが場外でふざけても長州は付き合わずリングの上で仁王立ち。その後もアダモのパワーに手を焼いたが、カウンターの前蹴りで動きを止めるとロープに走ってリキラリアット1発、3分かからず仕留めた。
▽第4試合
×ゼブラーマン5分43秒 
体固め
タイガー・ジェット・シン○
 試合前に映像が流れ、動物園を訪れたゼブラーマンの弱点が虎であることが判明。しかし、登場まで正体が明かされなかった対戦相手「悪の中の悪」はインドの狂虎タイガー・ジェット・シンだった。サブゥーを伴い入場したシンはゴング前からサーベルで襲い掛かる。いきなり覆面を破り小笠原の顔をあらわにすると場外へ移動する。イスを容赦なく叩きつけ、リングに戻るとコブラクローで絞め上げる。さらにレフェリーの目を盗んでの凶器攻撃や急所攻撃、噛みつきまで見せ、悪の限りを尽くすとコブラクローでリングに押し付け3カウント。ゼブラーマンに何もさせずに勝利を決めた。試合後はサブゥーとともにゼブラーマンを襲いつづけたが、そこにローデスがコリノと登場。シン達を蹴散らすとコリノと握手を交わした。これで次回ハッスル4でローデス、コリノ対シン、サブゥーが行われることになりそうだ。
▽第3試合
○ダスティ・ローデス6分37秒 
体固め
スティーブ・コリノ×
 ハッスル1でタッグを組むも試合後に仲間割れ、乱闘を繰り広げた2人が遺恨清算マッチを行った。ローデスの入場をコリノが花道で急襲。急所攻撃や凶器攻撃で両者流血となったが、コリノの流血は激しい。それでもお馴染みの橋本DDT、小川STOを決めたが、コーナーに上ったところでデッドリードライブで投げ捨てられる。最後はブーツで殴られ、毒針エルボーで沈んだ。試合後、ローデスに握手を求められたが無視して退場した。
▽第2試合 ワールド・プロレスリング−世界のプロレスから・メキシコ編−
オスカル・ゼビージャ(男)
シンティア・モレノ(女)
ピンピネーラ・エスカラータ(オカマ)
○マスカリータ・ザグラダ(ミニ)
11分32秒 
ウラカンラナ
グラン・アパッチェ(男)×
ファビー・アパッチェ(女)
ポルボ・デ・エストレージャ(オカマ)
ミニ・アビスモ・ネグロ(ミニ)
 男、女、オカマがタッグを結成したスペシャル・ミックスドマッチ。本場ルチャの早い動きで観客を魅了した。その中で一番盛り上げたのはエスカラータとエストレージャのオカマレスラーによる攻防。コミカルな動きの中でもヘッドシザースホイップなど、高度な技を連発した。女子レスラーのモレノも男レスラーに負けない攻撃を見せたが、試合を決めたのは身長1メートルほどのザグラダ。娘ファビー・アパッチェのベルト攻撃で誤爆を受けたグラン・アパッチェのパワーボムをウラカンラナで返す。すぐに両足を全体重を使ってのエビ固めで3カウントを奪った。
▽第1試合
○カズ・ハヤシ
レオナルド・スパンキー
13分22秒 
片エビ固め
TAKAみちのく×
ロウキー
 試合前に「ハッスルポーズ産みの父」小川と「母」橋本が登場。ハッスルポーズで会場を温めて第1試合が始まった。ハッスル2でも組んだイケメンタッグ、カズ&スパンキーが軽快な動きで先制。しかし4人が次々にプランチャ、トペコンを場外に放っていく際、ハッスル初登場のTAKAが鉄柵を越える宇宙人プランチャで他を圧倒、試合の流れをつかんだ。「このイケメンが!」とカズの顔に集中攻撃を浴びせたTAKAに続き、ロウキーも予測のつかない動きでカズを痛めつける。しかしTAKAがカズにスーパーKを決めた後、ロウキーの側転式キックがTAKAに誤爆。この隙にカズのファイナルカットを浴びて敗れてしまった。


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